こどもの日とは?鯉のぼりを飾る意味と由来|いつからいつまで飾るのか?
- 2015/2/23
- こどもの日
5月に入ると、町のあちこちで
風になびく鯉のぼりを目にしますよね。
「どうして、こどもの日には鯉のぼりを飾るの?」
街角を子どもと一緒に歩いている時に
このような質問をされてあなたは即答する事が出来ますか?
「そういえばどうしてだろう?」
と首を傾げて子供に教える事が出来ないのではないでしょうか。
私もこの記事を書くまでは全くわかりませんでした(笑)
だけど、今なら子供にわかりやすく説明する事が出来ます。
あなたもこの機会に鯉のぼりの
意味や由来を学んでみませんか?
「お母さんって何でも知ってるね。」
なんて子供に言われてみたいですよね^^
と言う事で今回は、
5月5日の「こどもの日」と、
鯉のぼりの関係についてまとめてみました。
子どもの質問に笑顔で答えて、
親の権威を保ちましょう!
こどもの日の意味と由来は?
そもそも、なぜ5月5日は「こどもの日」になったのでしょうか?
中国や日本では、古くから5月最初の
午の日を「端午の節句」と呼んでいました。
そしてこの日には菖蒲と蓬を軒に吊るし、
お風呂に浮かべて病魔を払う風習があったのです。
この風習にちなんで、「端午の節句」は
「菖蒲の節句」とも呼ばれています。
鎌倉時代頃、武家の間で「端午の節句」に
跡取りの男の子の成長を祝うようになりました。
これは、「菖蒲」が武勇を重んじる
「尚武」や「勝負」と同じ読みであることに由来します。
そして5日に固定されたのは、
「端午」の「午」と「五」の音が、同じ読みだから。
こうした歴史を経て、現代まで5月5日は
男の子の健やかな成長を祈り、祝う日となったのです。
鯉のぼりとは?飾る意味と由来
「こどもの日」の名物、鯉のぼり。
こどもの日が近くなると、
男の子のいる家では庭やベランダに飾りますね。
⇒ところで、こどもの日には
なぜ「鯉のぼり」を飾るのでしょうか?
鯉のぼりの始まりは、江戸時代に遡ります。
徳川幕府の将軍に男の子が生まれると、
端午の節句に「のぼり」が立てられました。
それにならい、武家の間で、
男の子のいる家が「のぼり」を立てる風習ができます。
この風習が庶民にも広がり、
庶民の家庭でも、男の子の成長を祝って
「のぼり」を立てるようになりました。
でも、この頃までは、まだ「鯉のぼり」
ではなく、ただの「のぼり」です。
現在のような「鯉のぼり」は、
男の子の成功を祈る気持ちから生み出されました。
今も昔も、庶民にとって「出世する」
「生活を今より豊かにする」ことは、憧れですね。
中国には、「鯉の滝登り」という故事が伝わっています。
他の多くの魚が脱落する中、
鯉だけが流れに逆らって滝を登りきり、
龍になることができたというもの。
鯉にあやかり、我が子も力強く人生
という滝を登り切って、成功をつかんでほしい。
そうした親心から、「鯉のぼり」は生まれ、
端午の節句に飾られるようになったのです。
鯉のぼりはいつからいつまで飾るの?
「うちには男の子がいます」
鯉のぼりの飾られた家は、
道行く人にそう示しています。
「成長を祝ってもらえる男の子がいるんだ」
などと、鯉のぼりを見てほっこり笑顔になる人も多いはず。
⇒そんな鯉のぼりは、いつ飾って、
いつ片付けるのがよいのでしょうか?
あまり早く飾りすぎても、
長く出しっぱなしにしても、
ちぐはぐになってしまうのが節句のアイテムですね。
鯉のぼりは、子どもの成長を祝う縁起物です。
飾る日もしまう日も、
5月5日に近い、大安の日を選ぶのがよいでしょう。
飾る日:5月5日より前の一番近い大安の日 しまう日:5月5日より後の一番近い大安の日 |
上記を目安に鯉のぼりの飾り付けや
片付けをするとよいでしょう。
まとめ
こどもの日と、鯉のぼりにまつわる
あれこれをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
「なるほど!」と納得していただければ幸いです。
ゴールデンウィークまっただ中の
こどもの日は、大事な我が子の成長を祝う一日でもあります。
子どもたちと触れ合って、
思い出に残る一日にしてくださいね。
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