こどもの日に兜を飾る意味と由来|価格相場は?誰が買うの?
- 2015/2/22
- こどもの日
「もうすぐ長男の初節句だけど、何を準備すればいいの?」
「端午の節句の予算はどれくらい準備するべき?」
初めて端午の節句を迎えるご両親へ。
大好きな息子の為にあれこれ調べたり、
相談しあったりしているのではないでしょうか。
5月5日は「こどもの日」です。
3月3日の雛祭りが女の子の節句ですが、
5月5日は男の子の成長を祝う日とされています。
古くから日本では「端午の節句」
とも呼ばれ、現在でも祝日として制定されています。
こどもの日に用意するものとして
真っ先に思い浮かぶのは、家の外に飾る鯉のぼり。
それとは別に、家の中に飾られるのが、
兜をかぶった「五月人形」です。
人形はなく、兜だけを飾る場合もあります。
5月5日には家族や親類、親しい人たちを
招いて、五月人形や兜を飾った部屋で
男の子の成長を祝うのが一般的です。
ところで、
こどもの日に兜が飾られるのか、
その由来や意味をご存じでしょうか?
これから初節句に向けて準備をはじめる
あなたのために、兜についての情報をまとめてみました。
こどもの日に兜を飾る意味と由来
5月5日に兜を飾るのは、
江戸時代の武家社会で生まれた習わしと言われています。
「端午の節句」の別名は、「菖蒲の節句」。
「菖蒲」の音が、武勇を重んじる「尚武」に
つながるとされ、後継ぎの男子の成長を祝う節句として定着しました。
武家にとって、兜や鎧は
戦場で身を守るための大切な道具。
男の子を「守る」という意味あいから、
5月5日に飾られるようになったとされています。
「子どもを守りたい」という
親の気持ちは、いつの時代も変わらないもの。
現在でも、子どもの身を災いや
病気から守ってくれるものとして、
子どもの日に飾られているのです。
こどもの日に飾る兜を選ぶ時のポイントは?
「兜にもサイズやデザインがいろいろあり、
どれを選んだらいいのか迷ってしまう・・・」
そんな方のために、
兜選びのポイントをご紹介します。
兜選びの際、参考にしてくださいね。
飾るスペースだけではなく、収納のスペースも考慮する
こどもの日のお祝いをするのは、
家の中の和室やリビングが主ですね。
兜もその部屋に飾ることを考えて購入することになります。
でも、忘れられがちなのが収納スペース。
お祝いが終わって、来年までしまって
おくためのスペースも考慮し、兜のサイズを決めましょう。
「収納スペースがなくて、1年中出しっぱなし・・・」
ということのないようにしてくださいね。
兜を選ぶ時は必ず裏面も確認する
兜のもともとの役割は「身を守る」ということ。
現在は実用品でないとはいえ、
外見がよいだけではなく、
しっかりとした作りのものを選びたいですね。
兜の裏側を見ると、作りの確かさを確認することができます。
・皮が張られている
・しっかりと塗りがされている
・刺し子が施されている
などの職人のこだわりがあるのです。
購入前に必ず、兜の裏面も見てくださいね。
兜の価格は、サイズ、作りなどによってさまざまです。
兜は誰が買うべき?価格はどれくらい?
初節句の兜を誰が購入するのかは、
地域によってさまざまな習わしがあります。
母方の祖父母が贈るのが一般的ともいわれています。
しかし、地方によって異なっているようです。
父方、母方の祖父母が相談のうえ、
鯉のぼりと兜をそれぞれ用意して
贈るということもありますね。
その場合、両家で負担する金額もすり合わせが必要になります。
兜の価格は、サイズや作りによってさまざまです。
手頃なものなら2万円ほどから、
そして高いものは100万円以上のものもあるのです。
「かわいい孫息子の初節句だから、奮発してあげたい」
そう思う気持ちはとても素敵ですが、
あまり高価な贈り物は、
受け取る側の負担になってしまいます。
両親、両家の祖父母で十分に話し合って、
初節句の用意をしてあげましょう。
【人形の久月2015年最新作】通販で品切れ続出の五月人形
【送料無料】2015年度新作 五月人形 久月 兜飾り 兜収納 |
鯉のぼりや兜を処分するには?
子どもが成長して親元から巣立った後、
役目を終えた兜や鯉のぼりの処分はどうすればよいのでしょう?
簡単に言ってしまえば、
不要なものとしてごみ処分してしまうことは可能です。
でも、
子どもの成長を見守ってきてくれた、
大切な思い出の品をそんなふうに扱いたくないですね。
子どもたちが巣立った後の鯉のぼりや兜は、
地元の神社へ納め、供養していただきましょう。
手放すときには、
これまでの感謝の気持ちをこめて、
お別れを言ってあげてくださいね。
*雛人形の処分の仕方は下記記事でわかりやすく解説しています ⇒雛人形の処分の仕方をわかりやすく!片付ける時期はいつごろ? |
まとめ
兜、そして男の子の成長を祝う
「端午の節句」についてご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
健康で、そして強い子になってほしい
という家族の願いを形にしているのが、兜ですね。
そんな願いをこめて選んだ兜は、
きっと元気な男の子の成長を頼もしく見守ってくれますよ。
★おすすめ関連記事★