【告別式の挨拶】参列者がグッとくる喪主、親族代表の挨拶例文
- 2015/10/20
- お通夜
ですから、挨拶と言うのが非常に重要になって来ます。
ご家族が亡くなられた場合、遺族は参列者に向けて挨拶をしなければなりませんが、「どんな挨拶をしたらよいのかわからない・・・」という方が多いはずです。
挨拶をする役目を任されたら、土壇場になって慌てることのないよう準備をしておきましょう。
本記事では告別式の挨拶のポイントや例文をまとめました。
告別式の流れ
一般的に告別式は、お通夜の翌日に行われます。
その告別式当日の流れは大体以下のようになっています。
1. 受付 2. 導師入場、読経 3. 弔辞、弔電奉読 4. 焼香 5. 出棺 6. 火葬 7. 繰り上げ初七日法要 8. 精進落とし |
喪主や親族が挨拶をするのは、3の弔辞、5の出棺、8の精進落としの3回になります。
自分が挨拶をする順番をよく覚えておきましょう。
参列者の心に響く喪主の挨拶のポイントと例文
喪主が挨拶をする時には、いくつかポイントがありますので押さえて置く必要があります。
まず、話す内容は以下の3点です。
1. 会葬者へのお礼の気持ち 2. 個人とのエピソード 3. 今後ともよろしくお願いしますという締めの言葉 |
このエピソードの部分を上手く伝えられれば、参列者の心に響く挨拶にすることができるでしょう。
気を付けなければいけないのは、だらだらと話さず、手短にまとめることです。
文章を考えたら、原稿用紙に書いてみるといいでしょう。
400字の原稿用紙1枚だと速く話せば1分程、原稿用紙2枚だとゆっくり話して3分程です。
1度声に出して読んでみるのも大切ですね。
ここでは喪主の挨拶例文を1つご紹介します。
本日はご多忙のところ、ご会葬いただき厚く御礼を申し上げます。
みなさまにお見送りいただき、故人も喜んでいることと思います。
妻は、わがままな私に四十年間もよく仕えてくれました。
いつも家族のために働いている姿ばかりを思いだします。
「もっと好きなことをさせてやっていたら」と、今更ながら後悔の念が沸き上がってまいります。妻として母としてほんとうによくやってくれたと思います。
生前、妻と懇意にしていただいた皆様にも、心から感謝致します。
今後とも故人同様、ご指導、ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。本日はありがとうございました。
少し前には、アナウンサーの清水健さんの喪主挨拶が話題になりました。
こちらも参考になるはずなのでご紹介致します。
親族代表(長男)が参列者に話す挨拶内容と例文
親族代表として挨拶する場合も、挨拶の内容はだいたい同じですが、最初に簡単な自己紹介をするようにしましょう。
こちらも、会葬者へのお礼の言葉が主になります。
親族代表の例文をご紹介しますので挨拶内容を考える参考にして下さい。
故人の長男の○○でございます。
親族を代表いたしまして、ひと言ご挨拶申し上げます。本日はご多用中にもかかわらず、お集まりいただきまして誠にありがとうございました。
おかげさまをもちまして葬儀、告別式とも滞りなくすませることができました。若い時からさまざまな苦労もしてきた父ですが、大往生ともいえる最後であったことは、息子として何よりの慰めでございます。
父が晩年を幸せに過ごすことが出来ましたのも、ひとえに皆様方のご厚情のたまものと深く感謝致しております。
亡き父同様、ご厚誼のほど切にお願い申し上げまして、お礼の言葉に代えさせて頂きます。
本日は誠にありがとうございました。
孫代表のスピーチを依頼された時の話す内容と例文
祖父母が亡くなった場合には、孫代表が弔辞を読むこともよくありますね。
内容は、以下のようなものが一般的です。
1. 故人への呼びかけ
2. 故人とのエピソードなど
3. 別れの言葉
喪主や親族代表の挨拶よりは、少しくだけた文章になります。
原稿用紙2枚程度にの挨拶にまとめましょう。
孫代表の挨拶例文を1つご紹介します。
おばあちゃん、長い間、私たちの傍にいてくれてありがとう。
数日前まで一緒にいたおばあちゃんにもう会えないなんて、まだ実感がわきません。いつも優しく、孫の私たちをとても可愛がってくれましたね。
手先が器用だったおばあちゃんは、私が小学生の時から、針と糸の使い方や、やミシンの使い方を教えてくれました。
私がお裁縫が好きになり、洋裁の専門学校へ進んだのもおばあちゃんの影響です。最初に作った洋服をプレゼントすると、涙を流して喜んでくれましたね。
そんなおばあちゃんが、私は大好きでした。まだまだ教えてほしいことがたくさんあったのに、もっと傍にいてほしかったのに、とても残念です。
おばあちゃん、長い人生お疲れ様でした。
今まで本当にどうもありがとう。
どうぞやすらかにお眠りください。
まとめ
告別式の挨拶のポイントと例文をご紹介しました。
故人とのエピソードは、具体的なほど参列者の心に刺さる挨拶になると思います。
あまり難しく考えず、率直な悲しみの気持ちを言葉にするのが1番かもしれませんね。
★おすすめ関連記事★
【お通夜の服装(女性)】インナーやコートは?注意すべきマナーまとめ