【お通夜のマナー】焼香の仕方や香典、服装についてわかりやすく
- 2015/11/12
- お通夜
訃報というのは、思わぬ時にもたらされるものです。
慌てて準備し、お通夜に参列しなければならない時もあるでしょう。
しかし、若い頃はお通夜に参列する機会があまりありません。
特に成人して初めて出席する時などは、お通夜のマナーや持ち物などがわからなくて困ってしまったた経験はありませんか?
失敗したり、常識がないと思われたりしないように、事前に知っておかなければならないことが色々あります。
本記事では、お通夜のに参列する際の服装や焼香の仕方などをわかりやすく解説致します。
お通夜に参列する服装で注意するべき点とマナー
まずは、お通夜に参列する際の服装選びのマナーや注意点をご紹介致します。
お通夜に参列する際は、当然喪服を着て行くのが基本です。
一般的な冠婚葬祭用のブラックフォーマルを選びましょう。
男性は、ネクタイと靴下も黒で揃えます。
女性は、パンツスーツはできるだけ避け、膝下丈のワンピースにジャケットというセットを選ぶのが無難です。
ストッキングは少し透ける黒を履きます。
メイクやヘアスタイルは、すっきりとシンプルにまとめましょう。
アクセサリーやカバンの選び方
男女ともに、結婚指輪以外のアクセサリーは身につけず、カバンなどの持ち物もできるだけ飾りのないものにします。
真珠は、「悲しみの涙を表す」と言って着用してもよいことになっていますが、二連、三連は不幸が重なるという意味になるので避けてください。
お悔やみに行くのですから、おしゃれをしようと考えないのが基本です。
受付への挨拶の仕方と香典袋の出し方
会場に着いたら受付をします。
まず受付の係りの方に挨拶をしましょう。
「この度はご愁傷様です」というのがよく使われるフレーズですが、他にも以下のようなお悔やみの言葉があります。
「心からお悔やみ申し上げます。」
「突然のことで、なんと申し上げてよいか言葉もありません。」
「お辛いことと思いますが、どうぞお気をしっかりとお持ちください。」
言い慣れない言葉が多く不自然になってしまいがちなので、できるだけ自分の言いやすい言葉を選ぶといいですね。
挨拶をしてから、お香典を渡し、芳名帳に記帳します。
お香典は、会場まで袱紗に包んで持っていきます。
袱紗からお香典を取り出し、係りの人に表書きの名前を向けて両手で差し出します。
一礼してから下がりましょう。
お焼香の正しいやり方
お焼香は、他の人のやり方を見てもわかるかもしれませんが、間違えないように正しいやり方を覚えておきましょう。
以下のような手順になります。
1. 数珠を左手に持ち、ご遺族に一礼して、霊前に進みます。
2. 祭壇に向かって合掌し、抹香をつまみます。(右手の親指、人差し指、中指の3本を使います。)
3. 抹香を香炉に静かに落とし入れます。(宗派によって、これを1~3回繰り返します。)
4. 合掌し、ご遺族へ一礼して下がります。
葬儀会社の方が動画で説明していますので、実際の動きを確認してみましょう!
お通夜が終わった後亡くなった事を知った場合は?
あまり頻繁に会わない知り合いの場合、お通夜などが全て終わってしまってから訃報を受け取るということもありますね。
通夜、葬儀が終わった後訃報を聞いた場合は、遺族の自宅に弔問するのが良いでしょう。
遺族も仮に顔を合わせた事がない方が弔問に訪れたとしても、快く受け入れてくれます。
「葬儀にも顔を出さないで今更・・・」
などと、思われることは絶対にありません。
私の父が他界した際も、後日会社関係や古い友人の方が弔問に訪れてくれました。 普段は友達付き合いが殆どなかった父が、意外とまわりの方から信頼されていたのはちょっとビックリ。 家族の知らない意外な一面ってあるんですね。 |
話が少しそれましたが、弔問する際は遺族に伺っても良いかどうかを確認します。
葬儀が終わっても、まだいろいろと忙しくしていることも多いので、無理そうなら日を改めるなどして負担をかけないようにしましょう。
弔問に伺う際の服装や持ち物
弔問に伺う時は、喪服ではなく平服でOKです。
遺族は葬儀を終えて日常に戻ろうとしているので、葬儀を思い出させるような黒色を避けるのがマナーです。
派手な服やアクセサリーなどは避け、地味なスーツなどを選びます。
お伺いする際は供物やお花などを用意して行きましょう。
供物を仏壇の横に置き、お線香を上げ、遺族の方と故人の思い出に花を咲かせましょう。
特に、家族の方は家の中の故人の顔しかしりません。
意外な一面をお話してあげると喜ばれると思います。
ただし、あまり長居せず、頃合を見計らって帰るよう心掛けましょう。
遺族への気遣いが1番大切です。
弔問する事が出来ない場合は?
もし弔問ができない場合は、お悔やみの手紙を送ります。
時効の挨拶などは省略し、お悔やみの言葉から始めます。
手紙の内容は、不幸があったことを知らずにいたことを詫び、遺族への励ましの言葉を添えます。
香典を同封したい場合は、現金書留で送ります。
その際、香典返しを辞退する旨を書き添えておくと、遺族に負担をかけずに済みます。
まとめ
以上、お通夜に出席する際のマナーと一連の流れをわかりやすくご紹介しました。
急な訃報に慌てないよう、基本的な知識だけは身につけておきたいものです。
マナーがわからないからとあまり慌てすぎず、お悔やみの気持ちと遺族への気遣いを忘れないようにしましょう。
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