子供が熱中症になったら?対処法と病院に行くべき症状もチェック!
- 2015/6/6
- 熱中症対策
「えっ?あんなに気をつけていたのにどうして・・・」
どんなに気をつかっていても、
どんなに予防対策をしていても、
熱中症にかかってしまうことはあると思います。
ましてや体温調節機能が未発達の子供は、
熱中症にかかるリスクが高いとされています。
わが子が熱中症にかかってしまった場合、
責任を感じてしまったり、慌ててしまうかもしれません。
でもそんな時こそ、落ちついて冷静に対処しましょう!
万が一子供が熱中症にかかったとしても、
事前に対処法を知っておけばいざという時に安心なはずです。
では、具体的な対処法はどのような事をするのが適切なのでしょう?
という事で今回は、
子供が熱中症にかかってしまった場合の対処法をご紹介いたします。
外出時、子供が熱中症になった時の対処法
まず、お子さんの体調が優れない場合、
熱中症にかかってしまったかどうか見極めましょう。
熱中症の主な初期症状は以下のとおりです。
・めまい ・立ちくらみ ・大量の汗 ・まったく汗が出なくなる ・頭痛 ・吐き気 ・倦怠感 ・皮膚の乾燥 ・顔面蒼白 |
症状が重くなってから気づいたのでは遅いので、
保護者は常に子どもの顔色や様子をチェックしておきましょう。
そして熱中症だった場合、
以下のような応急処置があります。
熱中症の応急処置まとめ
1.日陰や涼しいところに移動させる
日の当たらなない涼しい場所にそっと寝かせたら、
衣服を緩めたりうちわで風を送るなどして、体の熱を発散させます。
いかに早く体温を下げるかということが、まずポイントになります。
2.足を30cmくらい高くして寝かせる
体温が以上に上がると、
血圧が低下して脳に血液が回りにくくなり、
ショック状態を引き起こす可能性があります。
ショック症状を避けるため、
足を心臓より少し高くしておきましょう。
もし吐いたりした場合は、
気道をつまらせないように横向きに静かに寝かせるようにします。
3.水や氷で冷やす
安静な状態にしたら、氷や保冷剤、
水で冷たくしたタオルなどで体を拭いたりして体を冷やします。
首、脇の下、手足の付け根など、
太い血管が通っているところは特に重点的に冷やして下さい。
4.水分と塩分を摂取
予防と同じように、水分と塩分を摂ることも重要な対処法です。
薄い食塩水かスポーツドリンクを飲ませます。
*熱中症対策の飲み物を選ぶポイントは以下にまとめています 参考:熱中症対策の飲み物を選ぶときのポイント|コンビニ人気商品ランキング! |
一気に飲ませてしまうと吐いたり、
胃痙攣を起こしたりする場合がありますので、
少しずつ何回かに分けて飲ませます。
薄い食塩水は、水500mlに対し塩5g程度が目安です。
また、熱中症応急処置セットというのもあります。
アーテック(ArTec) [072063] 熱中症応急処置セット |
使い方は下記動画で解説していますのでご覧下さい。
病院に連れて行ったほうが良い時の症状とは?
身体を冷やしたり水を飲ませたりして、
1時間ほど経っても症状が改善されない場合はすぐ病院へ行きましょう。
また、初期の段階でもあまりにひどい場合、
熱射病の可能性も考えられますので、
以下の症状がある場合はすぐに救急車を呼びましょう。
すぐに病院に連れて行くべき熱中症の症状まとめ
体温が40度以上
人は体温が42度以上になると、
生命維持が困難になるといわれます。
そのままでは最悪の場合、死に至るケースもあります。
体温を下げるための応急措置をとりながら救急車を至急呼ぶべきでしょう。
意識障害
意識が朦朧としていたり完全に意識がなくなっている場合、水を飲ませてはいけません。
無理に飲ませると嘔吐し、
その嘔吐物で窒息してしまうこともあります。
しっかり水を飲み込めるだけの意識がないのなら、
タオルで体を冷やす処置を中心に行ってください。
全身の痙攣
体が痙攣を起こしているときは
非常に緊急性が高いため、ためらわず救急車を呼ぶ必要があります。
熱中症にかかったらお風呂は控えたほうがいいの?
熱中症と気付かない程度の症状の軽い場合でも、
長い時間をかけて病状が進行するケースもあります。
重症ではないと軽く考えていると
危険な状態に陥ることもあるので注意が必要です。
40℃の湯船に10分間浸かると500mlもの水分が失われます。
たとえ症状が軽くても、入浴は控えるべきでしょう。
また、冷やすのが大切とは言っても、
水風呂などで急激に体温を下げるのは危険です。
十分に注意しましょう。
発熱や頭痛が翌日も続く場合の対処法
初期症状で軽く済んでも、
発熱や頭痛、吐き気が翌日以降も続くことがあります。
これは熱中症にかかったことで、
体の調節機能が一時的に狂ってしまっている状態です。
元の機能を回復するまでは、軽い症状が続きます。
早く回復するためには、規則正しい生活をして、
睡眠を良くとり、無理をしないことが大切です。
一度熱中症になったら再発しやすいとも言われていますので、十分な注意が必要です。
おわりに
いかがでしたか?
ここまで対処法を把握しておけば少し安心ですね。
いずれにしても、熱中症にならないように気をつけるのが一番重要です。
熱中症の予防方法方もしっかり覚えておきましょう。
⇒子供が熱中症にかからない為には?食事や飲み物で簡単に予防する方法 |