2014年は朔旦冬至!今年の冬至はいつ?昼の時間が一番短いのは本当?
- 2014/10/19
- 年間行事
だんだん寒くなってきましたね。
今年、2014年の冬は他の年とは
少し異なることをご存知ですか?
2014年の冬至は19年に一度の朔旦冬至なのです。
19年に一度と言われると
何かとても特別な感じがします。
そもそも朔旦冬至とは何なのか?
どうして19年に一度の特別な冬至なのか?
あまり知られていない朔旦冬至についてご紹介致します。
朔旦冬至とは?おめでたい理由
まずは「朔旦冬至」はなんと読みかご存知でしょうか?
朔旦冬至⇒「さくたんとうじ」と読みます。
偉そうにお話していますが、
私もこの記事を書くまでは知りませんでした・・・汗汗
そもそも朔旦冬至なんて
あまり聞きなれない言葉ですからね。
では、朔旦冬至とは何なのか?
という前に冬至についてお話したいと思います。
一年の中で一番太陽の光の角度が低く、
昼間が短い日を冬至といいます。
朔旦冬至の由来
その昔、日時計を利用していた時代に
地面にたてた棒の影を見て時間の経過等を理解していました。
その時に一番棒の影の長い日を冬至と定められ、
同時に「太陽が復活する日」ともされました。
その頃、暦を作るのに重視されたのは月の満ち欠けなのです。
この月の満ち欠けのサイクルの中で
冬至に相当するのは新月とされていました。
また、新月の日からまた月が少しずつ満ちていくことから、
冬至は「月が復活する日」とも言われていたようです。
しかし実際には、
サイクルの異なる月の満ち欠けと
冬至から冬至のタイミングが合うことはとても稀で、
19年に一度しか合うことがありませんでした。
このことから、月と太陽の復活が重なる
貴重な冬至をめでたいこととして祝うようになります。
新月或は月の始まる日1日という意味の「朔」と
夜明け或は太陽が上ってくる時という意味の「旦」を
合わせて『朔旦冬至』と呼ぶようになりました。
朔旦冬至がおめでたい冬至の理由
古代中国では太陽の作る影の長さや
一日の長さなどに規則性があることを理解はしていました。
その正確性は長年の研究事項でもあります。
その為、新しい王が立つたびに暦が編纂され、
正確な暦はその王の政治が素晴らしいことを
示す証となりました。
つまり、19年に一度の朔旦冬至が
研究された通りに訪れるということは
正確な暦を持った王が素晴らしい政治を
行っている証となったのです。
そのことから、朔旦冬至の際には
宮中で宴が設けられ、盛大にお祝いされたそうです。
月の復活と太陽の復活が重なるめでたさの他に、
昔は王の政治能力を示す証を手に入れたという
めでたさも一緒にお祝いしていたのですね。
2014年の冬至はいつ?
⇒旧暦では冬至は11月1日とされていましたが、
新暦の2014年の冬至は12月22日となります。
冬至の日は昼の時間が一番短いのは本当?
冬至の日は日の入りが最も早い日でも
日の出が最も遅い日でもありません。
しかし地球の公転と太陽の傾きのバランスから
最も早い日の入りが冬至前、
最も遅い日の出が冬至後となり、
冬至の頃には昼間の時間が一番短くなります。
まとめ
冬至についての豆知識をまとめてみました。
さらに今年は朔旦冬至!
19年に一度のおめでたい冬至なのです。
朔旦冬至にちなんで何かお祝い事でもしましょうか?
いずれにしてもイベントを利用して
コミュケーションの活性化を図るのは良い事だと思います。
今日の豆知識を是非あなたの大切な方にもお話して頂きたいです^^
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