【女性の一人暮らし】最低限揃えておきたい物と用意すべき必須アイテム
- 2017/1/19
- 生活
晴れて社会人としてのスタートを切ると、親元を離れた『一人暮らし』が多いものです。
日本では昔から、親元を離れて生活し始めることを『門出(かどで)』といい、自己実現するための“人生への旅立ち”を意味する言葉で、鳥に喩(たと)えるなら『巣立ち』ことです。
一般的に、『一人暮らし』の始まりは、遠隔地の大学進学を契機に訪れるものですが、それでも学生の間は未だ“親の扶養義務から外れる”訳ではありません。
詰まり、学生の間は程度の差こそあれ、殆どが親の経済的支援に依存している場合が多いものです。
しかし、大学を卒業し社会人ともなれば、以降の生活については全て『自己責任』となり、少なくとも生活の基盤である『衣』、『食』、『住』は、“自分のお財布”で賄うことが基本となります。
一人暮らしの生活費平均相場と支出の内訳
総務省の家計調査(2015年)によると、単身生活している女性の1年間の生活費は、平均で約223万円となっています。
1か月当たりに換算すると約19万円となりますが、その内訳で見ると『家賃』と『食費』の占める割合が高く2つの項目で全体の約42%を占めています。
他方、独身男性の場合は女性より支出額が少なく、約8割程度に収まっています。
因みに、男性の場合は、女性に比べて『食費』と『交際費』が高い傾向を示していますが、女性の場合は『被服費』と『美容費』が男性より顕著に高い傾向があります。
ただ、この調査結果は飽くまでも全国平均ですから、東京、名古屋、大阪などの“大都市圏に住んでいる”場合は、特に『家賃』は平均より高くなると推測されます。
一人暮らしに必要なものは、女性と男性で異なる?
初めて社会人として『一人暮らし』を始める際は、日常生活に必要な生活用品を揃える必要があります。
通常、店頭にあれこれ見て回ると、次から次へと欲しいものが目に付くものですが、学生時代に使っていたものは極力そのまま利用することです。
なお、新たに買う場合に最も大事なことは、“あったら良いと思うもの”を買うのではなく、どうしても“無ければ困るもの”だけを買うことです。
実際に日常生活が始まると“殆ど使わないもの”や“あると邪魔になるもの”がでてくるものです。
仮に、両親に“欲しいものは買い揃えて上げる”といわれても、後々必要に応じて買い揃えていくのが賢明です。
そのように考えると、生活に必要な最低限のものとは、メーカー、デザイン、色や柄などの好みに個人差はあっても、以下のように生活に必要最小限のものというのは“男女問わず殆ど同じようなもの”です。
(1)寝具(ベッド、布団、シーツ、毛布など) (2)什器(茶碗、お椀、皿、箸、マグカップなど) (3)調理器具(まな板、包丁、鍋、フライパン、やかん、調味料など) (4)雑貨(洗剤、タオル、シャンプー、歯ブラシ、ペーパー類など) (5)家電品(冷蔵庫、洗濯機、テレビ、炊飯器、トースター、掃除機など) |
女性の一人暮らしに最低限揃えておきたいものとは?
『一人暮らし』に限ったことではありませんが、生活の最も基本となるのは『衣』、『食』、『住』が満足にできることです。
どれ一つ欠いても健康的な日常生活が成り立ちません。
その中で、最も苦労するのが、自分の収入に見合った『部屋』を探すことです。
誰もが“安くて”、“広くて”、“環境が良くて”、“綺麗で”との思いがあっても、全て満足できることなど殆どありません。
しかも、“6畳のワンルーム”に置ける家財道具などは、ごく限られています。
因みに、単身女性の『一人暮らし』の支出で多い費目は、『家賃』と『食費』で夫々約20%を占めています。
その中で、家賃は努力しても減らすことはできませんが、食費は“努力や工夫の仕方”によって節約できるものです。
食費を抑えるためには、『冷蔵庫』を上手く活用することが大事なことです。
よくある失敗は、“余り使わないから勿体ない”といってビジネスホテルにあるようなペッボトルしか入らない冷蔵庫を買う人がいます。
その結果がとどのつまり、食事が“外食やコンビニ弁当”一辺倒になってしまい、健康に悪いばかりか食費の出費が一層増えてしまう結果を招きます。
この際、多少型が大きくなっても面積が増える訳ではありませんので、『冷蔵・冷凍機能』や『チルド機能』付きの本格的な冷蔵庫を買って、しっかりと“自炊生活に心掛け料理自慢”になって欲しいものです。
そうすることによって、栄養満点で美味しい料理が食べられ、しっかりと食費の無駄を減らすことに繋がり一石二鳥の効果が得られます。
あったら便利!防犯に備えた一人暮らしの必需品とは?
『一人暮らし』の場合は、部屋が無人状態になる時間が長くなり、“空き巣に狙われる確率”が高くなります。
また、特に女性が仕事で帰宅が遅くなると、暗い夜道を歩くのが心配になります。
そんな一人暮らしの心配ごとを軽くするため、簡単な『防犯グッズ』を設置すると安心感が増します。
何れも、『百均ショップ』で手に入ります。
(1)窓ロック
泥棒から一番狙われ易いのは、部屋の窓です。
“窓ガラスを割って侵入する”ケースは少ないものの、万が一窓ガラスを小さく割って鍵を開けようとしても、窓の内側にダブルで鍵が付いていたら可なり手間が増えます。
ネジ式で簡単に窓枠に固定できるので手間が掛かりません。
(2)防犯ステッカー付きガラス保護シート
特に建屋の1階に住んでいる場合は、窓ガラスが心配です。
丁度、鍵の部分に保護シートを貼り付けておくと、泥棒が“防犯対策に気を使っている”と感じて敬遠する効果もあります。
また、『地震対策』としても、ガラスの飛散防止として有効です。
(3)警報ブザー
ドアや窓などに取り付ける『棒状マグネット式』の大音量ブザーです。
工具なしでドアや窓などに取り付けられます。
ただ、“自分が取り扱いを間違っても”と大きな音がでてしまうので、取り扱いには注意が必要なことと、ブザーは電池式ですからメンテナスを忘れずに。
むすび
人として“人生を幸せに過ごす”ための最低条件は、“衣食住が保全されている”ことです。
そのためには、限られた収入の中で“生活の質を確保するための知恵”が何より大切です。
人には、夫々人生の対する価値化が異なることから、一律に“こうすれば良い”という解はありません。
ただいえることは、“自分の収入以内”の範囲でしか生活できない訳で、その工夫の仕方がその人の個性となって現れます。
いわば、それが人生の楽しさともいえるのではないでしょうか。