護身用グッズで怪我をさせてしまった場合、正当防衛は認められるの?

この記事の所要時間: 458

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毎日のように事件や犯罪が起きている昨今、
護身用グッズや防犯グッズを携帯するのが常識のようになってきています。

子供が小学校に入る時には、
ランドセルと一緒に防犯ブザーがセットになっているほどです。

あなたは実際に防犯グッツを使用した事はありますか?

殆んどの方が使用した経験がない事と思います。

使用する場面がないのはいいことですが、
その効果は知っておきたいはずです。

あまり威力がありすぎて、
相手に怪我をさせてしまっては大変ですよね。

では、
万が一防犯グッツを使用して相手に怪我をさせた場合、
正当防衛と見なされるのでしょうか?

護身用グッズを携帯しているだけではなく、
使用する際の知識を持つ事も必要です。

今回は護身用グッツを使用する際、
知っておきたい知識をまとめてみました。

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女性はどのような防犯グッズを持っているの?

まず、女性が携帯している防犯グッズをいくつかご紹介します。

どれも小型化していて、
女性向けに可愛らしいデザインで作られたものが人気のようです。

防犯ブザー

1番手軽に持ち歩ける防犯グッズです。

紐を引っ張ると大音量が発生し、身の危険を周囲に知らせます。

とっさに声が出せない時などに効果を発揮します。

防犯ブザーにはライト付きのものや、歩数計付きのものなどもあります。

アクセサリータイプのものも人気があります。

催涙スプレー

犯人の顔などに吹き付けると、
トウガラシなどの成分でできた催涙ガスが噴射され、
咳き込んだり涙が止まらなくなったりします。

こちらの動画で、催涙スプレーを紹介してくれています。

スタンガン

ちょっと大げさに思うかもしれませんが、
痴漢に襲われた時などにあると助かります。

相手に電気ショックを与える器具です。

高電圧を発生させて、
電極部に触れさせて電流を流すと、
その瞬間から体が動かなくなります。

催涙スプレーやスタンガンの威力はどれくらい?

護身用として代表的なのは、やはり催涙スプレーとスタンガンです。

この2つは、使ったことのない人が思う以上に威力のあるものです。

決しておもしろ半分で遊びに使わないように注意してください。

催涙スプレーにもいろいろなタイプがありますが、
顔や皮膚にかかれば、ヒリヒリとした痛みが走り、
咳き込んだり涙が止まらなくなったりします。

相手は凄い痛みで身動きがとれなくなります。

少しでも目に入れば、
1時間は目を開けられない状態になるので、
確実に逃げることができます。

こちらでは、自ら体を張ってその威力を試した方の様子が見られます。

かなり辛そうですね。

 

スタンガンの場合、相手に接触しなければなりませんが、
感電させた瞬間に崩れ落ち、動けなくなります。

催涙スプレーのように長時間倒れたままにはならず、
1分以内に起き上がることができるようです。

また、接触した部分が2〜3日で治る程度に赤く腫れます。

こちらも、催涙スプレーと同じ方が
自分の体でスタンガンを試してくれています。

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護身用グッズで怪我をさせた場合正当防衛は適用されるの?

正当防衛というのは、自分の身を守るためにやむを得ず行う行為です。

刑法36条には以下のように定められています。

(正当防衛)

第三十六条  急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない。
2  防衛の程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。

また、正当防衛の要件は以下の通りです。犯罪
(状況の要件)
1. 急迫性の侵害
2. その侵害が不正であること
3. 自己または他人の権利妨害
(行為の要件)
1. やむを得ずにした行為(必要性、正当性)
2. 防衛の意思

引用:https://ja.wikipedia.org/

 

護身用グッズで怪我をさせてしまった場合ですが、
正当防衛と見なされるかどうかはケースバイケースで、
法律の難しい話になってしまい、判断が難しいところです。

一概には言えませんが、
自分の身を守るためにやむを得ず催涙スプレーやスタンガンを使い、
その結果相手が怪我をしてしまったというのは、
正当防衛が認められることが多いようです。

 

ただその後、倒れた相手に追い打ちをかけて殴りつけ、
怪我をさせたなら、過剰防衛となるかもしれません。

要は、積極的に怪我をさせようとしたら、
正当防衛は認められないということです。

「防衛の意思」ではなく、
「加害の意思」となってしまうからです。

襲われた上に、加害者にされてしまっては大変です。

催涙スプレーなどでダメージを与え、
隙ができたら急いで逃げるのが得策でしょう。

まとめ

防犯グッツの威力と使用する際に覚えておきたい知識をまとめました。

いざと言う時の為に、
正しい知識を身につけておくことが大切です。

日頃から万が一に備えておき、
自分で自分の身を守れるようにしておきましょう。

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