石巻川開き祭り2017|日程、花火大会、ブルーインパルス情報!
- 2017/4/19
- お祭り、行事
宮城県石巻市で毎年開催される人気イベントの石巻川開き祭り。
花火大会もそうですが、ブルーインパルスの航空ショーが行われることでも有名ですね。
勿論、今年の情報を探している方も多いはずです。
そこで本記事では2017年の石巻川開き祭りの情報をまとめてみました。
石巻市とは?
『石巻市(いしのまきし)』は宮城県の東部に位置し、広域合併によって市域が北上川下流域の『仙台平野』から三陸海岸の南端(牡鹿半島)一帯まで広がりました。
市の中心部は旧北上川の河口に当たり、近隣都市圏を含む人口は県内第2位の約20万人を擁しています。三陸海岸が面している金華山沖(三陸沖)は、黒潮(暖流)と親潮(寒流)がぶつかり合う海域であり、世界の三大漁場の一つといわれるように、石巻は全国でも有数の水産都市です。
因みに、市内の『万石浦(まんごくうら)』は“カキの養殖法が開発された”地域で、カキの養殖技術はここから世界に広がったものです。
鎌倉時代の頃、石巻は『葛西氏』が居城を築いて治めていましたが、戦国時代になってから『伊達氏』が勢力を拡大し“東北の覇者”となったことで、それ以降幕末まで伊達氏の所領となっていました。
『石巻川開き祭り』とは、江戸時代に石巻で北上川の河口周辺の改修工事を行い、近隣一帯の発展の基礎を築いた『川村孫兵衛』の偉業を讃えたことに由来したお祭りです。
一方、石巻地方一帯には、水難事故で亡くなった人たちの霊を弔う『川施餓鬼(かわせがき)』という仏事の慣習があったことから、1916年(大正5年)地元の経済界が『石巻川開き祭り協賛会』を結成し、“川の恵みに感謝する”ことと“ご先祖を供養する”ことの双方を統合したお祭りとして発足させ、現在に至っています。
この祭りは、戦時中は一時中断しましたが終戦後になって再開された以降、『チリ地震津波』、『宮城沖地震』、『東日本大震災』など数々の災害を乗り越え、一度も中断することなく継続して開催されています。
石巻川開き祭り2017年度の日程とアクセス方法
石巻川開き祭りの詳細日程は未だ発表されていませんが、2017年(平成29年)のカレンダーから読み取ると恐らく7月31日(月)~8月1日(火)ではないかと思われますが、暫くの間“川開き祭り実行委員会の公式サイト(http://www.ishinomakikawabiraki.jp/index.html)”の発表までお待ちください。*追記
2017年度石巻川開き祭りの日程は7月31日、8月1日の二日間に決定しました。
なお、会場となる石巻へのアクセス方法は、以下の通りです。
(1)車*東京方面:『東京(浦和IC)』⇒東北自動車道『仙台南IC』下車⇒仙台南部道路(約10km)『仙台若林JCT』⇒仙台東部道路~三陸自動車道(48km)⇒『石巻』
*青森方面:『青森(青森中央IC)』⇒青森自動車道~東北自動車道⇒『若柳金成IC』⇒県道4号線⇒『登米IC』⇒三陸自動車道⇒『石巻』 (2)電車 *『JR仙台駅(JR千石腺)』⇒『JR石巻駅』 (3)飛行機 *『仙台空港』(仙台空港アクセス線)⇒JR仙台駅(高速バス)⇒『石巻』 |
お祭りの見どころと花火大会
石巻川開き祭りの1つ目のハイライトは、何といっても水上で行われる『孫兵衛船競争』です。
第1日目に予選会があり、2日目に準決勝と決勝が行われます。
この競争は12人乗りで長さ10mのボートを漕いで速さを競うレースですが、壮絶なチーム戦を2日間に亘って繰り広げるものです。
2つ目のハイライトは、お祭りの両日に亘って行われる『花火大会』です。
花火の打ち上げ会場は、旧北上川の河口から約1km上流に遡った中州で行われため、川を挟んだ両岸から見物することができます。
ただ、お祭りの日程とスケジュールは、未だ発表されていませんので詳細は不明です。
2016年(平成28年)の実績では、1日目は“供養花火として20:00~20:30”、2日目は“花火大会として19:30~21:00”、と合計5,000~6,000発の打ち上げがありました。
なお、会場近隣には無料駐車場(約600台分)が用意されていますが、JR石巻駅から徒歩約10分くらいですから、終了後の混雑を勘案するとできるだけ車は避けた方が賢明と思われます。
そこで、観光客に知られていない穴場スポットを2か所ご紹介します。
1つは、打ち上げ場所の東側に位置し小高い丘陵地になっている『館山公園』付近、もう一つは、同じく南西側に位置し周囲に高い建物がない『称法寺』付近がお勧めスポットです。
ブルーインパルス飛行展示の時間とお勧めの観覧場所
お祭りの3つ目のハイライトは、航空自衛隊松島基地に所属する『ブルーインパルス』による展示飛行です。
実は、2017年(平成29年)ブルーインパルスの年間スケジュールによると、8月1日(火)に石巻川開き祭りの展示飛行が掲載されています。
例年、お祭りでの展示飛行は午後1時過ぎから約20分間行われていますので、お天候に問題がなければ市内中心部の上空で“スリリングな編隊飛行”が繰り広げられると思います。
なお、展示終了後はパイロットたちのサイン会や写真撮影も予定されていますので、奮って参加して下さい。
むすび
ブルーインパルス編隊飛行は、真上を見上げて観覧するのも良いと思いますが、遠く離れて写真撮影するのもまた一興です。
余り広いとはいえませんが、カメラを片手に小高い丘の上にある『日和山公園』から、シャッターチャンスを狙ってみては如何でしょうか。