新宿御苑の紅葉の時期と3つの見どころ|入園料金と駐車場情報まとめ
- 2016/9/3
- お祭り、行事
『新宿御苑』とは、東京都の新宿区と渋谷区に跨る環境省所管の庭園です。
この場所は、江戸時代までは『高藤藩(たかとうはん)』が所有していましたが、明治政府に移行した1879年(明治12年)に、宮内省(現宮内庁)が所管する『新宿植物園』として開設されました。
第二次世界大戦後には一般公開が始まり、現在は『国民公園』となっています。
因みに、御苑内の面積約58ha(周囲3.5km)には、約1万本の樹木が植栽されています。
特に、65種類の『桜』が延べ1,300本に及び、春は花見の名所として親しまれています。
中でも『イチヨウサクラ』は御苑の代表品種になっていて、『日本のさくら名所100選』のも選定されているほどです。
また、新宿御苑は紅葉時期にも多くの観光客が訪れます。
そして、見どころや最も美しい情景時期を知りたいと思っている方も多いはずです。
そこで本記事では新宿御苑の紅葉情報をわかりやすくまとめてみました。
料金や駐車場情報も合わせてご紹介するので足を運ぶ前の豆知識としてお役に立てれば幸いです。
新宿御苑は3様式の庭園!見どころは?
新宿御苑の紅葉綺麗だった pic.twitter.com/umYS19fwVx
— たっちゃん。 (@tatsuya_23) 2015年12月12日
新宿御苑は、“3様式の庭園”を巧みに組み合わせた、『近代西洋庭園』の代表的な庭園です。 庭園内は芝生が敷き詰められていますので、芝生の緑と夫々の庭園の調和が見る人の心を和ませてくれます。 ここでは3様式の庭園がどのようなものかをまとめてみました。
(1)イギリス風景式庭園
大きな広場の周りをサクラ、ケヤキ、ハルニレなどの樹木で囲まれ、ダイナミックで開放的な光景が広がり、いわゆる『イングリッシュガーデン』のようにデザインされたものとは一味違う雰囲気が味わえます。 樹木の種類は広葉樹が多く、自然のままにのびのびと植栽された巨樹が特徴で、特に御苑の『シンボルツリー』でもある“30mほどの高さのユリノキ”が一段と目を惹きます。
(2)フランス式整形庭園
その名の通り、左右対称形で大変綺麗に整った感じが伝わってきます。 庭園の中央にはバラ花壇が配置され、その左右に約120mに及び156本のプラタナスが4列の並木道にデザインされています。 この並木道がヨーロッパの雰囲気を醸し出し、特にバラやツツジの咲く時期が見事です。
(3)日本庭園
もともと江戸時代の大名の下屋敷だったこともあり、当時の屋敷跡を偲ばせる面影を残す庭園です。 昭和の初め頃、緩やかな池の流れに沿った『池泉回遊式』の庭園に改装され、御苑内で暮らすカモたちも穏やかに暮らせる風情を供えています。 また、1985年(昭和60年)に作られた『自然観察フィールド』は、草花のみならず昆虫などとも触れ合える庭園になっています。
新宿御苑の紅葉の見頃はいつ?紅葉の種類は?
まるで、紅葉のステンドグラス。新宿御苑にて。 pic.twitter.com/q1G1Te5C4r
— 小林悟志 (@iwana68) 2015年12月9日
新宿御苑には3つの異なった様式の庭園があり、紅葉の時期には夫々の庭園の特徴が醸し出す紅葉を楽しむことができます。
御苑内に植栽された広葉樹は、主にハナミズキ、ユリノキ、プラタナス、イチョウ及びカイデなどですが、最も早いハナミズキの紅葉は11月初旬から観賞することができ、それ以降順次12月初旬頃まで楽しめます。
ただ、御苑の広さは、東京ドームの12個分の広大な面積があるので、1日で廻りきるのは大変かも知れません。
因みに、フランス式整形庭園の見どころは、何と言っても整然と並んだプラタナスの並木道ですが、黄色に色づいた紅葉がロマンチックな情緒を満喫できます。
イギリス風景式庭園の見どころは、広大な芝生の緑と真っ赤に色づいた紅葉のコントラストが素敵です。
また、日本庭園の見どころは、カエデの鮮やかな紅葉が艶やかさを感じさせます。
新宿御苑の入園時間や料金、駐車場情報
新宿御苑の施設利用は、以下の通りです。
(1)開園時間
*開門:9:00~16:00(16:30閉門) *温室:9:30~15:30(16:00閉館) *食堂:9:00~16:00 *茶室:10:00~16:00(都合により、休止の場合あり) |
(2) 休園日
*毎週月曜日(月曜日が休日の場合、翌平日) *年末年始(12月29日~1月3日) *花見シーズン:3月25日~4月24日の間は無休 *紅葉シーズン:11月1日~15日の間は無休 |
(3) 入園料
*一般:200円 *小中学生:50円 *幼児:無料 *団来割引(30名以上) |
(4) 駐車場
*入庫:8:00~19:00 *出庫:20:00まで(以降は翌日8:00まで不可) *普通車:200台(3時間まで500円、以降毎30分100円) *大型車:5台(3時間まで2,000円、以降毎30分400円) |
(5) 禁止事項
*持ち込み:ペット、自転車など、酒類、切り花 *遊具:ローラースケート、ラジコン、ボールなど、ラケットなど、凧 *行為:動植物を傷つける行為、木のぼり、餌やり、歩行喫煙、寄付・募金など |
アクセスマップ
まとめ
以上、新宿御苑の紅葉に関する疑問点や知りたい情報をまとめてみました。
新宿御苑は、『新宿門』、『大木土門』、『千駄ヶ谷門』の3つの入場門があります。
駐車場はありますが、置ける台数は限られていますので、できるだけ公共交通機関(JR、私鉄、地下鉄など)を利用されると便利です。
何れも駅から徒歩5~15分ですので、紅葉を見るシーズンには心地よい運動になる筈です。