見解書の意味と書き方をわかりやすく|今すぐ使える例文とテンプレート集
- 2015/12/8
- ビジネス
あなたは「見解書」を作成したことがありますか?
普段の生活ではあまり馴染みがないかもしれませんが、社会人として仕事をするようになると、作成しなければならない時がくる時もあります。
本記事では見解書の意味と正しい書き方についてまとめました。
・見解書とはどんなものなのか? ・どんな風に書いたらいいのか? |
など、疑問を持っている方は是非参考にして下さい。
見解書とは?どんな時に使うの?
見解書というのは、ものごとに対する考え方、見解を書いた文書のことです。
英語では「Views Report」と言いますが、読んで字の如く、見て理解したことが書かれた書類ということになります。
具体的には、仕事上の事柄についてクレームや指摘があった場合、それに対して自社(もしくは所属の部署)としてどのように考えているかをまとめた文書の事を指します。
例えば、最近だと横浜のマンションが傾斜していると話題になっていましたね。
テレビやマスコミで騒がれた杭が地盤に届いていなかったという問題です。
ニュースや報道番組で耳にしたと思いますが、こういう場合、販売した不動産会社や建設会社が見解を発表します。
また、少し前に次々と発覚した食品偽装問題。
これにも各社が見解を表明する事態になりました。
東日本大震災の際の原発事故についての描写が問題になった漫画について、風評被害を助長するという批判を受けて、出版社が見解をまとめるということもありましたね。
つまり、何か問題が起きた時の会社としての考えを表明するということです。
見解書を書くときのポイント
では、見解書を書くときのポイントを説明していきましょう。
まず、文章全体を簡潔にし、本質をわかりやすく書くことが重要です。
あれこれと考えながら書いていると、いつのまにか読書感想文のようになっていた、というのは良くあることですが、それでは見解書とは言えません。
客観的な事実を明確に書き、誰が読んでも疑問が残らないようにします。
また、弁解めいたことは書かないように気をつけましょう。
構成としては、最初に結論を書くこと。
これはビジネス文書の基本ですね。
次に背景を書きます。
どうして問題が起きたかなどの、情報や事実を正確に説明します。
そして最後に、どう対処するかを結論として提示しましょう。
見解書の例文と今すぐ使えるテンプレートまとめ
見解書は、会社に何かしらのフォーマットがあることがほとんどです。
上司や先輩に聞いて、それを参考にすれば失敗はないでしょう。
特に決まった形はありませんので、フォーマットがないのであれば、書きやすいように書いてOKです。
とは言え、全く自由に作成していいと言われると、どうしていいかわからないですよね?
ここで1つ例文をご紹介しましょう。
製品の不具合に関する見解書
営業部 御中 2015年11月15日に、ABC株式会社に納品した商品の不具合について、見解を申し上げます。 記 1. 顧客への対応 2. 状況の詳細 3. 今後の対応 以上 |
簡単に作成すると、以上のようになります。
見解書無料テンプレート配布サイトまとめ
テンプレートを配布している多くのサイトで、見解書のフォーマットも扱っています。
テンプレートを利用して作成すると型が決まっているので楽チンですよ。
文書名が「反論状」や「意見書」などとなっているものもありますが、少しアレンジして見解書として使用することができます。
ここでは使いやすい見解書のテンプレートを配布しているサイトをいくつかご紹介します。
bizocean 書式の王様
http://www.bizocean.jp/doc/category/251/
ワードのテンプレートをダウンロードして使うことができます。
文書を作成するにはワードが扱いやすいですね。
ビジネス文書の書き方
http://b-writing.com/shanai_bunsho/index.html#riyuu
こちらもワードの文書をダウンロードすることができます。
テンプレートは、番号を振って箇条書きで書くようになっていますので、とても見やすく簡潔にまとめられています。
個人的には1番おすすめのテンプレートです。
[文書]テンプレートの無料ダウンロード
http://template.k-solution.info/2008/01/01_word_1_112.html
こちらは、エクセルのファイルでテンプレートをダウンロードすることができます。
エクセルも、そのまま上書きして使えるので便利ですね。
他にもテンプレートを掲載しているサイトがたくさんありますので、自分の扱いやすいものを見つけてみてください。
簡単にアレンジして、自分のスタイルで作ると尚いいですね。
まとめ
以上、見解書の意味と書き方についてご紹介しました。
見解書は普段書く事はめったにありません。
なので、書き方が解からないのは当たり前でしょう。
本記事を参考にしてサクっと作成する事が出来れば幸いです。
★おすすめ関連記事★
名刺の受け取り方のマナーや注意点|名刺入れがない場合の対処法 |