長崎くんち2016年の日程と見どころ|駐車場と有料席チケットの情報まとめ
- 2016/7/28
- お祭り、行事
九州の長崎県と言えば、ハウステンボスや軍艦島を連想される方が多いと思います。
しかし、長崎には他にも有名な観光スポットが多数あるのはご存知でしょうか?
中でも有名なのが「長崎くんち」。
10月に開催される情緒あふれるお祭りには毎年30万人の観光客が訪れます。
期間は限定されますが、一度は見ておいた方がいいお祭りかもしれません。
そこで本記事では2016度の長崎くんちの日程と見どころをまとめてみました。
また、記事の後半では駐車場情報や気になる有料チケット情報も調べてみましたのでご紹介致します。
「長崎くんち」の意味と由来をわかりやすく
「長崎くんち」を初めて聞く方は「長崎君の家」を連想する方が多いのではないでしょうか。
「長崎君って誰?」
「長崎君のおうちが何故有名なのか?」
などと、連想するのは私だけではないはずです。
結論から申し上げますと、「長崎くんち」は長崎の氏神「諏訪神社」の秋の大祭のことを指します。
「長崎」と「くんち」という二つの言葉から成り立っているのですね。
では、「くんち」とはどういう意味なのでしょう?
「くんち」とは九州北部の秋祭りのことを指します。
九州在住の方なら当たり前にしているかもしれませんが、他の地域に住んでいる方には馴染みのない言葉ですね。
以上、「長崎くんち」の意味をわかりやすくご紹介しました。
次に長崎くんちの概要をまとめていきたいと思います。
長崎くんちは奉納踊が有名なお祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
長崎にはオランダの影響を受けたハウステンボスがありますが、踊りにもポルトガルやオランダなど他国の風潮を取り込んでいるのが特徴です。
ちなみに奉納踊は1634年、二人の遊女が諏訪神社の前で謡曲「小舞」を奉納したのが始まりと言われています。
それ以降、長崎奉行の援助もあり、民俗文化財に指定されるほどの豪華絢爛な今の形になったのです。
また、長崎くんちは長崎市の59町を7組に分けて行います。
つまり、自分たちの町が担当するのは7年に一回なので、自然と気合が入るという訳です。
7年に一度順番が回ってくると、それぞれの踊りを奉納します。
ちなみに2016年度は
上町:傘鉾・上町コッコデショ(うわまちこっこでしょ)
筑後町:傘鉾・龍踊(じゃおどり)
元船町 :傘鉾・唐船祭(とうせんまつり)
今籠町 :傘鉾・本踊(ほんおどり)
鍛冶屋町:傘鉾・宝船・七福神(たからぶね・しちふくじん)
油屋町 :傘鉾・川船(かわふね)
中町
となっています。
お祭りの様子は以下の動画が参考になると思います。
また、町内に副をおすそ分けする[庭先回り]では、家や店の前で、催し物が披露されます。
長崎くんち2016年の日程とアクセス、駐車場情報
長崎くんちの2016年の日程は、10月7日(金)8日(土)9日(土)になっています。
踊りが行われる会場は、諏訪神社、お旅所、八坂神社、長崎市公会堂前広場の4ヵ所となります。
ちなみに近隣に専用駐車場はございません。
お車でお越しの際は、近隣の駐車場をご利用下さい。
アクセスは下記公式ページに詳しく記載されているので参考にして下さい。
http://www.nagasaki-kunchi.com/access/
ここは見逃せない!長崎くんちの見どころは?
長崎くんちの見どころの一つは、お下り(神輿の行列)の後の笠鉾パレードです。
各町がそれぞれ笠に独特の装飾を施し、重さ100k以上にもなります。
それを振り回している姿に、観客は「フトウマワシ」「モッテコーイ」などの掛け声をかけていきます。
もう一つの見どころは「コッコデレショ」太鼓山の神輿です。
一tになる神輿を36人の男衆が担ぎます。
それだけなら普通かもしれません。
しかし、これは、空中に放り投げて、拍手をして受け止めるというすごい技を披露するのです。
この神輿は、毎年見られる訳ではなく、決められた年にしか見ることができません。
なので、今年を見逃すと、次は何時になるかわかりませんよ。
他にも「龍踊り」(じゃおどり)は、中国文化との融合を感じさせる踊りです。長崎くんちの代名詞ともいえるでしょう。
有料席チケットの種類と料金|桟敷席は購入可能?
長崎くんちは、観覧席が有料になっています。
ちなみに10月7日は招待席のみで一般販売はしていません。
現段階でまだ購入可能なのが公会堂前広場のチケットです。
公会堂前広場のチケット販売は8月2日10時から全国のチケットピア、コンビニ、インターネットなどで販売されます。
*チケットご購入は下記公式ページよりおすすみ下さい。
http://nagasaki-kunchi.com/kanranken/
公会堂前広場のチケット料金や詳細は下記PDFにてご確認下さい。
http://nagasaki-kunchi.com/kanranken/ticket20160726.pdf
また、雨天で奉納踊が行われなかった場合は半額払い戻しがあるようです。
トラブルがないよう、詳細を確認の上ご購入した方が良さそうですね。
まとめ
以上、長崎くんち2016の気になる情報をまとめました。
長崎は、江戸時代も外国との交流ができた場所なので、神輿などの装飾もビードロ細工が使われているなど、独特なものがあります。
当日使用される神輿や衣装、小道具などは、10月3日の夕方「庭見せ」といって、各踊り町の表通りに面した店先などに、飾られているので早めに行って近くで是非みたいですね。
多分絢爛豪華できらびやかなお品の数々が拝見できるのではと思います。