飲み過ぎが原因で吐き気や布団の中で飲めまいに襲われた時の対処法

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世間一般では、お酒を“飲み過ぎた状態”のことを『酩酊(めいてい)』といいますが、医学的にはアルコール摂取による急性の『アルコール中毒』の状態をいいます

『酔い方』の表現には、“ほろ酔い”というのがありますが、酩酊というのは明らかに“酔っていることが判る”状態を指します。

詰まり、“千鳥足(ちどりあし)”や“呂律(ろれつ)が廻らない”といった状態であり、一見して身体的な麻痺症状が明らかに確認できるものです。

因みに、これ以上血液中のアルコール濃度が上がると『泥酔状態』となり、更に進むと『昏睡状態』に至ります

ここまで来ると、陶酔感などを伴う『意識障害』が現れることもあり、場合によっては『記憶障害』を引き起こすこともあります

ただ、中にはアルコールを摂取しなくても『酩酊状態』を呈す場合もありますが、これは摂取した食品が“体内で発酵されて”アルコールを生成する『酩酊症』という病気なのです。

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お酒を飲み過ぎた時、二日酔いにならないための対策

遠い昔バブル絶頂期の頃、『花の金曜日』略して『花金(はなきん)』という言葉が、持て囃(はや)された時代がありました。

今は当たり前になりましたが、多くの企業が『週休2日制』を採用することによって、金曜日の晩は“職場の同僚たちと飲み明かす”ことが習慣化したものです。

何れにしても、“気が置けない仲間たち”とお酒を飲むと、ついつい度を過ごしてしまうものです。

そんな時は、お酒を飲む前に“二日酔い防止のため”の予防策を採ってみては如何でしょうか。

(1)アルコールの吸収を抑制する

『乾杯』の発声後は、できるだけ早い内に脂肪分の多い食材を摂ることが望まれます。

胃粘膜の保護とアルコールの吸収速度を緩和してくれます。

例えば、オリーブオイル、バター、ドレッシングなど使ったサラダや炒め物、或いはお摘まみであればナッツ類が良いでしょう

(2)アルコールの代謝を促進する

『ウコン』に含まれる『クルクミン』は、肝機能の強化やアルコールの解毒作用を増強します

また、カボチャの種やゴマには、ビタミンB15が多く含まれていてアルコールの代謝を促進してくれます。

なお、ウコンには整腸作用や消化不良を改善する作用もあり、胃腸の働きを活発にしてくれます。

(3)肝機能を強化する

ブロッコリーやカリフラワーなどの『アブラナ科』の野菜には、肝機能を強化する栄養素(スルフォラファン)が入っています。

(4)アセトアルデヒドの分解を促進する

シジミ、ハマグリ、アサリなどの貝類は『グルタミン』、タコやイカには『タウリン』などのアセトアルデヒドの分解を促進する栄養素が豊富です。

(5)アセトアルデヒドの排泄

柿やお茶に含まれている『タンニン』は、未分解のアルコールやアセトアルデヒドと結合し、体外に排泄してくれます。

アルコールが分解されると最終的に『水』と『二酸化炭素(炭酸ガス)』になりますが、その中間物質である『アセトアルデヒド』を排泄するためには、お酒を飲み終えた頃に摂取するのが最も効果的です。

飲みすぎると吐き気に襲われる原因と対処法

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『二日酔い』の症状で最も多いのは、『吐き気』と『眩暈(めまい)』の二重奏です。

この原因の中核は、『脱水症状』によるものですから、取り敢えず“水分補給がポイント”です

なお、できるだけ吸収が早く且つ糖分の補給を考えると、電解質を含む『スポーツドリンク』がお勧めです。

ただ、味が濃すぎて気分が悪くなることもありますから、できれば常温のものを“水で2倍くらいに薄めて”飲むのが良いでしょう

因みに、ドラッグストアーでも手に入る“吐き気防止の市販薬”がありますので、酷い症状の時は利用するのも良いかも知れません。

薬の種類には“吐き気を押さえるもの”、“めまいを押さえるもの”、“胃炎を抑えるもの”などがありますので、薬剤師に自分の症状を相談すると選んでくれます。

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泥酔した状態で布団に入るとグルグル眩暈がする原因は?

泥酔した状態で『眩暈』がするのは、可なり酷い『脱水状態』を引き起こしている可能性があります

眩暈が生じている時には、胃がムカムカして『嘔吐感』を伴う場合が多いものです。

そのまま寝込んでしまうと“意識がない状態で嘔吐する”こともあります

場合によっては、吐瀉(としゃ)物で“気道を閉塞し”窒息によって死に至るケースもあります

嘔吐感があるときには“強制的に吐いてしまい”、スポーツドリンクを水で割って飲むと良いでしょう。

むすび

お酒を飲む理由は、人それぞれです。

できることなら“やけ酒を飲む機会”が少なければ、それに越したことはありません

大概の人は、二日酔いしてしまった翌日には、甚(いた)く“反省と後悔する”ものです

しかし、2~3日もすれば“何事もなかった”ように、また元気を取り戻し“元の木阿弥”に帰してゆきます

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