六義園の桜2017!混雑の避け方と入園料やアクセス情報まとめ
- 2016/12/24
- お祭り、行事
「しだれ桜」で有名な六義園。
今年の開花情報やライトアップの日程を知りたい方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では六義園の桜情報をまとめてみました。
混雑を避けるための方法等をご紹介しているので是非参考にして下さい。
六義園の桜とは?歴史をわかりやすく
『六義園(りくぎえん)』は、桜の時期には庭園内がライトアップされ、別世界を思わせるような幽玄な雰囲気を醸し出す、東京都文京区の本駒込にある庭園です。
この庭園は、第5代将軍徳川綱吉の側用人を務めた『柳沢吉保(やばぎさわよしやす)』の下屋敷に、自ら設計を手掛け7年もの歳月を掛けて造園した『大名庭園』です。
一般公開は1938年(昭和13年)に始まり、1953年(昭和28年)に国の特別名勝に指定されました。
『六義園』の名称は、紀貫之が著(あらわ)した『古今和歌集』の序文に在る『六義(むくさ)』という、和歌の“6つの基調を表す語”に由来するといわれています。
『六義園』は、幕末まで柳沢家の下屋敷として使用されましたが、時が経つに連れ徐々に荒廃していったものの、度々江戸を襲った火事でも焼失することなく明治維新を迎えました。
1868年(明治元年)に、三菱財閥の創始者『岩崎弥太郎』が買い取り、荒廃した庭園の整備に尽力しました。
この修復によって現在の赤煉瓦造りの塀が出来上がりました。
関東大震災による被害も殆どないまま、1938年(昭和13年)に当時の東京市に寄贈され、その年から有料の一般公開が始まっています。
その後、第二次世界大戦時の東京大空襲の被害も受けず、奇跡的にも造園時の面影を残したまま今日まで存続し続けています。
六義園にはどんな種類の桜が咲くの?
六義園の桜は、『ソメイヨシノ』と『ヤマザクラ』が主な種類です。
ただ、何といっても有名なのは、『しだれ桜』の巨木です。
樹木が鬱蒼(うっそう)とする中、庭園への入り口となる『内庭大門(ないていだいもん)』を潜り抜けると、目に前には威圧的な大きさを誇る『しだれ桜』が現れます。
高さが15~16mくらい、枝ぶりが17~18mくらいあり、薄紅色の花を地に垂らすように咲く姿は、優美で且つ壮観なものです。
2001年(平成13年)から築造300年を記念し、シダレザクラの開花時期に合わせライトアップが行われています。
光の当たり加減によって織り成す、幻想的ともいえるシダレザクラの妖艶な姿は、まさに見る人の心を捉えて離しません。
六義園の桜、混雑を避けるにはどうすればいい?
六義園のお花見では、基本的に“混雑を避ける方法”はありません。
といえるほど込み合いますので、やはり一見の価値があるということです。
仕事帰りにぶらりと立ち寄る場合は、少なくても1時間以上待たされるのは覚悟しておく必要があります。
ただ、お花見にシーズンとはいえ、まだ外気温が低いのでしっかりとした寒さ対策は不可欠です。
通常、混雑するのはライトアップする夜6時から7時半の時間帯です。
当然のことですが土・日と祝日が込みます。従って、混雑を避けるなら“平日の夕方6時前”又は“7時半過ぎ”が比較的良いかも知れません。
六義園は『入場券』が必要ですから、予め入場券を買っておくと並ぶ時間が短縮します。
ただ、他の場所では売っていませんので、この庭園の券売所で買うしか方法はありません。
どうしても待たされるのが嫌でしたら、一旦ここにきて午前中に入場券を買っておき、時間をつぶしてから再度6時前頃に来場することをお勧めします。
因みに、『六義園』の最寄り駅は、JRと東京メトロの『駒込駅』ですが、入場券の購入は『染井門』券売所より500mほど離れた『正門』券売所で買う方が、待ち時間が少なくて済みます。
ただ待っているより7~8分歩く方が寒さを忘れますし、また運動にもなります。
六義園の入園料、アクセス情報まとめ
六義園では、お花見のシーズンに『しだれ桜と大名庭園のライトアップ』が開催されます。開催要領は以下の通りです。
但し、六義園には駐車場がありませんので、公共交通機関を使って下さい。
(1)開催日:2017年(平成29年)3月16日(木)~4月2日(日) (2)ライトアップ:日没~21:00 (3)入場時間:午前9時~午後9時(最終入園は20:30まで) (4)注1:16:30以降は安全確保のため、立ち入り制限する区域があります。 注2:期間中は『染井門』を開門するため入場可能です。 (5)入園料:大人300円、65歳以上150円、子供150円、小学生以下は無料、(但し、都内在住・在学の中学生は無料) (6)アクセス *JR山手線の『駒込駅』徒歩7分 *東京メトロ南北線の『駒込駅(N14)』徒歩7分 *都営地下鉄三田線の『千石駅(I14)』徒歩10分 |
アクセスマップ
むすび
地元の人たちは、駒込といえば“ツツジの花咲く街”というほど、『六義園』のツツジを自慢にしています。
それと、11月下旬から12月上旬にかけた紅葉の時期も大変人気があり、都内にある素晴らしい日本庭園として最近は海外の観光客も増えているとのことです。