【目黒川のお花見】2017年屋台やイベント情報!クルーズの料金や出航場所は?
- 2016/12/26
- お祭り、行事
全国のお出かけ情報や旬な話題スポットをお届けしている「ウォーカープラス」で2016年関東お花見ランキングの第一位に輝いた目黒川の桜。
東京で最も注目されているお花見スポットと言っても過言ではありません。
勿論、目黒川の桜を見に行こうと予定されている方も多い事でしょう。
そこで本記事では、今注目の目黒川のお花見情報をまとめてみました。
目黒川とは?
『目黒川』は、東京湾に注ぐ二級水系の本流で東京都の『世田谷区』、『目黒区』、『品川区』を流れる全長約8kmの河川です。
この辺一帯は、河口に近く川が湾曲していたため流れが緩やかで、船による流通が盛んな港(品が行き交う川)なので、『品川』という地名が付けられたそうです。
因みに、江戸時代の絵図には、品川の上流の下目黒付近は『こりとり川』と記されていますが、『目黒不動尊』を詣でる前に川で『垢離取り(こりとり)』をして身を清めたといわれています。
現在、目黒川は世田谷区三宿付近で『北沢川』と『鳥山川』が合流して目黒川となり、品川区の『天王洲アイル駅』付近で東京湾に注いでいますが、目黒川の起点から国道246号大橋間の600mくらいは暗渠(あんきょ)となっています。
なお、地上部分は人工的なせせらぎと緑道に整備され、鳥や魚などの小動物が住み着いています。
目黒川を流れる水の大部分は“高度処理された下水”によるものですが、川辺には桜並木があり花見の時期には大変な賑わいを見せます。
目黒川の桜の種類や開花時期は?
目黒川の『桜並木』は、世田谷区の『池尻大橋』から品川区の『亀の甲橋』までの延長3.8kmに亘って、川の両岸に約800本の『ソメイヨシノ』が植樹されています。
始めて植樹されたのは1927年(昭和2年)のことですが、その後川の護岸工事のため数度植え替えられ、現存する桜は古いもので樹齢40年くらいと推定されています。
因みに、初回の植え替えは1941年(昭和16年)、2回目は1961年(昭和36年)、3回目は1987年(昭和62年)で今から30年ほど前のことです。
なお、『桜前線』はその年の気候によって多少前後しますが、東京近郊は概ね3月末から4月初旬が桜の見ごろです。
桜のお花見は、駐車場がありませんので『公共交通機関』を利用して下さい。
最寄り駅は以下の通りです。
(1)JR山手線の目黒駅から徒歩5分 (2)東急目黒線の不動前駅から徒歩5分 (3)東急東横線の中目黒駅から徒歩2分 (4)東急田園都市線の池尻大橋から徒歩2分 (5)東京メトロ日比谷線の中目黒駅から徒歩2分 |
宴会禁止!?目黒川のお花見ルール
目黒川の『桜まつり』では、川沿いの至る所に『宴会禁止』の張り紙があります。
従って、川岸に“シートなどを敷いてお酒を飲んで騒ぐこと”も禁止されています。
また、宴会だけでなく桜の木の“植え込みに入ること”も禁止されています。
ここの花見のスタイルは、緩々(ゆるゆる)とそぞろ歩きで夜桜見物するのが良い所なのです。
目黒川の花見を盛り上げる屋台やイベント情報
お花見オフ〜!改めてありがとうございました!!目黒川の桜並木初めて行ったけど綺麗だったなあ…みんなでワイワイできてすごく楽しかった!屋台の肉巻きおにぎりも美味しかったし鯉壱も大満足だよ〜:) pic.twitter.com/HrDlnTyxFV
— 睡蓮 (@Suireey) 2016年4月3日
ただ、そうはいっても肌寒い夜桜見物を延々と3.8kmの全コースを巡るのは大変です。
そこで、少しだけ夜桜の雰囲気を味わえるコースをご紹介します。
1つ目は、JR、東急、東京メトロの『目黒駅』で下車し、行人坂を下って『太鼓橋』から上流に向かって歩く約2.6kmのコースです。
この辺りの川岸は遊歩道になっているので、車の往来がなくゆっくり楽しめます。
2つ目は、東急の『代官山駅』で下車し、旧山の手通りを行き『西郷山(さいごうやま)公園』から『管刈(すげかり)公園』を経て目黒川に出ると、上流から下流に向けて散策でき疲れたら公園で小休止もできます。
ただ、この辺りは住宅街なので、特に、夜桜見物では“騒音を出さない”ことや、“ごみの持ち帰り”などマナーには十分注意して下さい。
因みに、目黒川の桜まつりのお勧めスポットや、イベント情報は次のようなものです。
(1)中目黒公園
目黒駅と中目黒駅の中間点付近にある公園ですが、ここには『桜のテラス』という絶景スポットがあります。
なお、中目黒駅と池尻大橋の間は、午後6時から9時までライトアップされますので、柔らかい明りに浮かび上がる夜桜は幻想的です。
(2)中目黒桜まつり
目黒駅の真ん前にある『目黒川』と『蛇崩(じゃくずれ)川』合流点広場において、先着順で『花鉢』のプレゼントがあります。
また、地元の学校の生徒たちやサークル仲間の人たちなどが、『よさこい』や『フラ』の踊りを披露してくれます。
(3)目黒イーストエリア桜まつり
目黒駅寄りの『ふれあい橋』付近で、地元商店街が模擬店の出店やフリーマーケットなどが開かれます。
夜桜見物前に、ここでしっかり腹ごしらえするのも良いでしょう。
目黒川でお花見クルーズ、料金や出航場所は?
目黒川ピンクの桜綺麗✨でした。クルーズして来ました。 pic.twitter.com/rAcbDCAlUV
— maoクマlove♥ (@maomaokuma5928) 2016年12月21日
目黒川では、桜のトンネルを潜り抜けるクルージングが人気です。
数社がクルーズ船を運航していて、『貸し切り』や『乗り合い』など弁当付きのクルーズもあります。
兎に角、人気がありますので予約はお早目が良いです。
出発場所は、芝浦や天王洲付近で運行会社によって異なります。
運行コースは、天王洲から目黒川に入り雅叙園辺りまでの折り返しとなっています。
運行時間は、午前9時から午後8時くらいまで、1日5~6回の運行ですが、当然、午前中の方が空いていて午前中の割引があるようです。
乗船時間は概ね1~1.5時間で、料金は乗り合いの場合は4,000円(子供は3,000円)くらいです。
因みに、貸し切りやランチつきコースもありますが、料金は一人6,000円くらいとなっています。
むすび
一般的に、お花見といえば、“飲んだり食べたり”が定番です。
目黒川のお花見は、まさに大都会の喧騒の中で楽しめる貴重な“お花見スポット”です。
普段は都心を流れるいわば無機質な人工的な川のようにも思えますが、年に数日しか咲かない儚げな桜の花が人々に安らぎを与えてくれます。