さっぽろライラックまつり2017|日程、グルメ情報!人気のラーメンショーとは?
- 2017/2/22
- お祭り、行事

札幌のイベントと言えば、「札幌雪まつり」、「よさこいソーラン祭り」を連想される方が多いことと思います。
しかし、ここ数年春のイベントとして定着しつつある「さっぽろライラック祭り」はご存知ですか?
札幌駅前通りに咲き誇る「ライラック」を眺めながら心地よい気候の中ゆっくりお散歩。
そして、大通り公園でグルメを満喫!札幌市民の私も強くおすすめしたいイベントのひとつですよ。
そこで本記事では、さっぽろライラック祭りとはどのようなイベントなのか?
また、北海道のグルメを堪能できる出店等はあるのか?など、気になる情報や魅力をお伝えしていきたいと思います。
ライラックとは?由来や歴史をわかりやすく
『ライラック(Lilac)』は、ヨーロッパ(バルカン半島一帯)が原産のモクセイ科ハシドイ属の落葉低木です。
日本では4~5月に掛けて白色から薄紫色系統の花を咲かせ、傍に行くと仄かな香りが立ち込めます。
フランス語では『リラ(Lilas)』といい、“香水の原料”としても用いられます。
日本には近縁種の『ハシドイ』が自生していますが、開花時期はライラックより遅い6~7月です。
ライラックは、一つひとつの花びらが筒状をしていて、先端は通常4つに分かれています。
ただ稀に5つに切り込んだものもあり、もし見つかれば“幸せを呼ぶ”として喜ばれます。
花言葉は、“年若き無邪気さ”や“青春の喜び”或いは“初めての恋の喜び”などがあります。
1890年(明治23年)『スミス女学校(現北星学園の全身)』を創設したアメリカ人の『サラ・C・スミス女史』によって初めて北海道札幌の地に持ち込まれ、その後札幌市内に広まっていきました。
持ち込まれた木は戦時中、“敵性国の樹木”という理由で伐採されてしまいましたが、この母樹の生き残りが『北大植物園』に現存していて、今でも毎年5月下旬になると花を咲かせています。
札幌ライラック祭りって、どんなお祭り?
『さっぽろライラックまつり』は、1959年(昭和34年)に第1回が開催され、今年(2017年)で第59回目を迎えます。
第1回目が開催された翌年に『市民投票』が行われ、ライラックが『札幌市の木』に選定されました。
それ以降は中断することがなく、札幌の初夏の訪れを告げるイベントとしてライラックまつりが継続されています。
約400本のライラックが咲き誇る『大通会場』では、北海道産のワインやチーズを楽しむ『ワインガーデン』、吹奏楽隊による『ライラック音楽祭』、協賛団体による“お茶の野点(のだて)”などのイベントが開催されます。
また、第50回開催から加わった札幌市白石区の『川下公園』においては、欧米諸外国から集めた200種類に及ぶライラックを楽しむツアーが行われます。
ライラック祭りは、いつ開催される?
『さっぽろライラックまつり2017』は、今年も『大通会場』と『川下会場』で開催されます。開催のスケジュールは、次の通りです。
(1)大通会場(中央区大通公園5丁目~7丁目) 5月17日(水)~28日(日)12日間 (2)川下会場(白石区川下公園) 5月下旬若しくは6月上旬(日程が確定次第HPで公開) |
北海道ワインが楽しめる!ワインガーデンとは?
ワイン飲みながらライラックを愛でる5月の札幌 pic.twitter.com/56ylLgQ8FF
— shigenori (@chizusaru) 2016年7月10日
このお祭りのメインイベントの一つに、『ライラック・フェスティバル・ワインガーデン』があります。
ワインガーデンとは、北海道内のワインメーカーが出展した“北海道産のワイン”を有料で楽しめるものです。
参加している主なワイメーカーは、『鶴沼ワイナリー』、『余市ワイン日本清酒』、『富良野市ぶどう研究所』などですが、大通公園7丁目の噴水がある広場において、ソムリエたちがワインの魅力やワインに合うチーズを紹介する『セミナー』が開催されます。
因みに、“北海道とワインの関連性”について余りピンとこない人がいるかも知れませんが、北海道の緯度はワイン造りで世界的に有名なフランスの『ボージョレ』、『マルセイユ』、『ボルドー』とほぼ一緒なのです。
そのような地域特性から、最近になって急速にブドウ畑やワイナリーが続々と誕生しています。
ワインガーデンは、『チケット販売制』の運営方式です。
詰まり、会場内の券売コーナーでチケットを買いワイングラスを借り受けてから、ワインや食べ物を楽しむシステムになっています。
会場内には沢山の出店が立ち並んでいますが、新鮮な『アワビ』、『ウニ』、『ホタテ』などの魚介類、最近ブランドとして定着し始めた『士幌牛』のステーキなど、北海道ならではの美味しい食材を提供してくれます。
また、酪農王国に相応しい絶品の各種の『チーズ』もまた格別です。
北海道名物・ラーメンを食べつくせ!札幌ラーメンショー
札幌ラーメンショーとライラック祭りでめっちゃ食べてるラーメンとラムステーキ丼美味しかった✨✨ pic.twitter.com/N731F4c2jY
— 波音(はのん) (@arice5) 2016年5月29日
ライラックまつりで『ラーメン』とは、些か奇異な感じがしないでもありませんが、北海道は勿論のこと“全国から腕自慢のラーメン店”が参加し、大変な賑わいを見せています。
2016年には関東地方、関西地方、中国地方及び九州地方など、ライラックまつりでしか食べられないような多彩なラーメン店が出店しています。
2017年に出展されるラーメン店は未だ発表されていませんが、きっと期待を裏切ることがない顔ぶれが揃うと思われます。
因みに、ラーメン1杯のお値段は全て『800円均一』ですが、有名コンビニなどで『前売り券』が発売されています。
当日券売所で並ぶのが嫌な方は、予め購入してお出かけになると良いかも知れません。
むすび
札幌の5月中旬頃は、日が陰るとまだまだ肌寒く感じます。
そんな時は、身体の芯から温まる『ホットワイン』を飲み、熱々の『名物ラーメン』をすすりながら、カップル同士でライラックの“楚々とした薄紫の花”を楽しむと、きっとライラックの花言葉“初めての恋の喜び”を実感できるかも知れません。