潮干狩り持ち物リスト|子供連れに必須アイテムと安全に楽しむ服装♪
- 2017/2/10
- アウトドア
『潮干狩り』は、春から初夏に掛けて“遠浅の砂浜”で貝を拾ったり、砂の中の貝を掘りだしたりする行楽の一つです。
潮干狩りで採れる貝は一般的に『アサリ』ですが、その他にも『ハマグリ』や『バカガイ』など二枚貝といわれる貝の仲間です。
ごつごつした岩がある磯浜で『巻貝』の仲間を採ることは、潮干狩りとは呼んでいません。
潮干狩りに行く際、知っておくべき豆知識
日本の法律では、海岸線は原則『国有地』になっていることから、海岸に立ち入るために“お金を払うこと”は必要ありません。
しかし、潮干狩りを行う場合は『漁業法』が適用されるため、違反すると『罰金刑』が科される場合があります。
詰まり、潮干狩りを行う場所の“漁業権者や漁業組合”などが定める取り決め事項を順守することが求められます。
仮に、取り決め事項を無視して貝などを採取すると『密漁』に該当し、“漁業組合などから告訴されたら罰せられる”恐れがあります。
そのため、通常潮干狩りのイベント会場では、“入漁料に相当する料金を徴収する”ことで告訴を回避している訳です。
潮干狩りは浅瀬の砂浜で行うものですから、基本的には『干潮』に合わせて“浜から沖の方へ”向かって進み、『満潮』に合わせて“沖から浜の方へ”帰ってきます。
ところが、砂浜にしゃがみこんで貝を掘ることばかりに没頭してしまうと、何時しか子供の行動を見失ってしまったり、潮が満ちてきたことに気がつかなかったりなど、“思わぬ事故に遭遇する”ことがありますので注意が必要です。
また、遠浅の砂浜では“日陰になる場所がない”ため、長時間に亘って直射日光に晒されると『日焼け』、『脱水』、『熱中症』など、重篤な健康障害を引き起こす危険がありますので、潮干狩りに出かける前にしっかりとした準備が必要です。
潮干狩りに行くのに最適な服装はこれ!
お花見のシーズンが終わると、そろそろ『潮干狩り』のシーズンがやってきます。
潮干狩りのハイシーズンは概ね5月のゴールデンウィーク頃に迎えます。
初めて子供を連れて出掛ける場合は、予めしっかりと計画を練って事前準備をしておくことが大事です。
家を出る時の服装は兎も角、実際に“砂浜で貝堀をする時に適した服装”とは、どのようなものか確認しておきましょう。
(1)シャツ
海辺は遮(さえぎ)るものがないため“直接紫外線を浴びる”ことになるため、シャツは必ず『長そで』を着用することが肝心です。
なお、当日のお天気にもよりますが、長時間足先が水に浸かり続けていると、少しの風でも体温を奪われ肌寒さを感じる場合がありますので、できれば薄手の『ウィンドブレーカー』を用意しておくと良いでしょう。
(2)ズボン
砂浜で長時間“しゃがみこんだ姿勢を続ける”と、厚手の生地のズボンは膝を締め付け血流が悪くなって脚が痺(しび)れます。
少し緩めで伸縮性の大きい『トレーナー』のようなものが適しています。
(3)帽子
炎天下で長い時間下向きで貝堀をしていると、『後頭部』が直射日光に晒されます。
できれば『麦わら帽子』のように風通しの良い帽子がベストですが、できるだけ全周に鍔(つば)の付いた『ハット』タイプの帽子を用意しましょう。
(4)靴
足元がどうせ水に浸かるので『ビーチサンダル』が良いと思いがちですが、砂浜では“脱げ易く却って疲れ易い”ものです。
また、長靴は水に濡れませんが“重くて動き難い”ものです。
一層のこと裸足が良いと思いますが、尖った貝殻や石で“怪我する可能性がある”ので、捨てても良いような“少し厚手の靴下”があれば理想的です。
(5)手袋
素足と同様に貝殻や石ころで怪我する恐れがありますので、必ず『軍手』又は『ゴム手袋』を着用して貝堀を楽しみましょう。
潮干狩りに必携の持ち物リスト五選
潮干狩りに行く際には、最低限必要な『小道具』があります。
場所によっては現地調達できるものもありますが、手に入らなければ楽しみにしていた家族サービスが台無しになります。
潮干狩りグッズとは以下のようなものですが、多少手荷物になりますので車でお出かけになることをお勧めします。
(1)熊手(砂地を掘り返す金属製の三俣タイプ) (2)軍手(切り傷防止のため) (3)網(採った貝を入れる少し粗目の網) (4)クーラーボックス(海水を入れて貝を持ち帰りする) (5)救急箱(日焼け防止、擦り傷や切り傷などの応急処置のため) |
子どもと一緒の潮干狩りで便利なアイテムとは?
特に小さい子供連れて潮干狩りに出かける場合は、子供に対する配慮が欠かせません。
全てのことには対応できないとしても、子供が飽きずに楽しんでもらえるグッズを用意しておくと安心です。
(1)レジャーシート(食事やお昼寝用) (2)ミネラルドリンク(水分補給)、保冷パック(熱中症予防) (3)好きなおもちゃ(気分転換) (4)大判タオル(日焼け防止やお昼寝用) (5)虫よけスプレー (6)着替え用の下着(砂による擦り傷防止) |
むすび
5月ともなれば、海岸近くは特に紫外線量が多くなります。
春先だからといって軽く見ていると、意外と酷い『日焼け』を起こす場合があります。
また、遠目に見ていると砂浜は綺麗に見えますが、小さなガラス片やプラスチック片、或いは先の尖った貝殻が多いものです。
何事も先ずは安全第一で楽しむよう心掛けたいものです。