ハウステンボス春の花火2017|日程と時間、お勧め観覧場所と穴場スポット
- 2017/2/8
- イベント
オランダ並木を再現した長崎の超有名観光スポットのハウステンボス。
年中様々なイベントで来場者をもてなしていますが、近年注目されているのが「九州一花火大会」。
関西最大の約20000発の花火が約3時間に渡り打ち上げられます。
敷地一面に咲き誇るチューリップを見ながら、空に舞い上がる花火を見るのは格別な風景でしょう。
そんな九州一花火大会の2017年度の情報をまとめてみました。
ハウステンボスとは?意味と歴史をわかりやすく
『ハウステンボス』は、長崎県の大村湾に面した佐世保市にありますが、敷地の大部分は江戸時代に干拓された水田の跡地です。
太平洋戦争中は海軍に接収され、広島県江田島の『海軍兵学校』の分校が置かれていました。
終戦後は、厚生省の佐世保引揚援護局が設置されていましたが、役務が完了した後に『陸上自衛隊駐屯地』を経て、長崎県に払い下げられた歴史を辿っています。
その後、長崎県は工業団地として造成しましたが、工業用水供給体制の問題で企業誘致が進まずそのまま放置されていました。
他方、大村湾西岸で成功を収めていたテーマパーク『長崎オランダ村株式会社』は、オランダ村付近の交通渋滞で頭を悩ませていたことから、放置されていた工業団地用の造成地を駐車場として活用したいと考え、長崎県に土地購入を申し入れました。
そのことを契機に、アジアのリゾート観光拠点の構想を纏め上げ、長崎オランダ村の大規模化計画を進めて既存の施設を一新し、完成後にハウステンボスへと『商号変更』を行い現在に至っています。
ハウステンボスは、オランダ語で『森の家(Huis Ten Bosch)』を意味し、コンセプトは“ヨーロッパの色彩を醸し出すこととし、町並みを『オランダ』に模して再現したものです。
敷地は長崎県佐世保市の大村湾北端に面し、施設の総面積は152ヘクタール(約46万坪)を有しています。
これはディズニーランドとディズニーシーの両方を合わせた『東京ディズニーリゾート』とほぼ同じ規模で、“単独の施設面積”としては圧倒的な規模を誇っています。
因みに、ハウステンボスの敷地内を走行する車両は、日産自動車や富士重工業が開発した“オリジナル仕様車”であり、またトヨタのクラシックデザイン車なども使用されています。
ハウステンボス・春に見られる花火とは?
【ハウステンボスの花火】(長崎県佐世保市)
2014年は、すでに開催したカナダ、アメリカに加え、7/12(土)にシンガポール、7/20(日)にギリシャが参加する予選を開催。また、決勝戦は9/20(土)に開催される。pic.twitter.com/jBXS4ADFq7— 2014絶対行きたい!!全国の花火大会 (@zennkokuhanabij) 2017年1月31日
ハウステンボスでは、“世界トップレベルの花火師”たちの技と演出の妙味を競う『世界花火師競技会』を開催しています。
この競技会の方式は、夫々4チームによる日本国内の予選会と海外企業の予選会を勝ち抜いた夫々2チームによって決勝戦が行われ、その勝者が“世界ナンバーワン”になるというものです。
因みに、国内予選会及び海外予選会へ参加する8チームの演技は、夫々以下の日程で披露されます。
(1)国内参加チーム *1月2日(月):(株)ワキノアートファクトリー *3月11日(土):信州煙火工業(株) *3月18日(土):(株)山崎煙火製造所 *3月19日(日):(株)マルゴー(2)海外参加チーム *5月4日(木):メキシコ(PYROMX社) *5月6日(土):カナダ(GFA社) *5月20日(土):ロシア(SLK社) *7月16日(日):イギリス(PYROVISION社) |
ハウステンボスの花火の日程と時間
2017年(平成29年)4月1日(土)に“春の九州一花火大会”として『国内予選会』が行われ、7月22日(土)に“夏一番花火大会”として『海外予選会』が行われます。
そして、世界ナンバーワンの花火師を決める戦いは、9月23日(土)に“九州一花火大会”として『決勝戦』が行われます。
因みに、国内予選会に出場するチームの演技は、20時40分から21時まで『ウォーターマークホテル』前の会場で行われます。
のんびり座って花火観賞♪特別花火観覧席のお勧め
いよいよ本日「春の九州一花火大会」開催! 特別花火観覧席の当日券は入場ゲートで販売中!売り切れ次第終了となります。 最高の花火を最高のロケーションでぜひご覧ください!#ハウステンボス #九州一花火 — ハウステンボス花火情報 (@HTB_hanabi) 2016年4月2日
国内予選会の『特別花火観覧席』は、全席が『座席指定』のチケットになっています。
このチケットで入場すると、全ての席で椅子に腰かけて観覧することができ、目の前には一切の障害物がなく“打ち上げ現場の至近距離”で見られるので、花火の美しさのみならず炸裂音や空気の波動も相まって物凄い臨場感が味わえます。
無料で花火観賞!穴場スポット
花火見物は、ハウステンボス内の観覧席で家族や仲間と一緒に楽しむのは最高です。ただ、花火が終わった後は大勢の人や車による大混雑で、会場から出てくるだけでも可なりの時間を要します。
その点、ハウステンボスの場外から見物できれば“臨場感は味わえない”代わりに、帰りの混雑の心配をすることなくゆっくりと楽しめます。
そこで、場外から見物できる穴場を紹介します。
(1)尾崎公園
この公園は、佐世保市権常寺町の『JR早岐(はいき)駅』から徒歩10分ほどにある、小高い丘陵地の見晴らしの良い公園施設です。
公園の展望台の上からは、早岐町の街並み、またその先にはハウステンボスが眼下に望めます。
春先にはお花見にスポットになりますが、花火大会の日でも意外と閑散としていますので、見終わった後の混雑もなくゆっくりと楽しめます。
(2)四本堂公園キャンプ場
このキャンプ場は、ハウステンボスから20kmほど離れた場所にありますが、丁度海を挟んだ対岸にハウステンボスがあり、花火が上がるとはっきりと見えます。
因みに、花火が見られるスポットはキャンプ場の『14番』と『17番』サイト付近であり、ファンの間でしか知られていない正に“穴場のスポット”です。
むすび
最近、冬の花火大会は全国各地の観光スポットで盛んに行われています。
花火大会が終わると“祭りの後の静けさ”という言葉の如く、何か虚しく寂しさを禁じ得ない気分が頭を過(よぎ)ります。
また、現実に戻ると、会場が“人・人・人でごった返し”抜け出るまでに大変苦労します。
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そう考えると近場で臨場感を楽しむのも良いですが、少し距離を置いて静かに見物するのも一興かも知れません。