【大阪・造幣局の桜通り抜け】2017年の日程とアクセス方法!見所や穴場は?
- 2017/1/30
- イベント
大阪の2大お花見スポットと言えば、「大阪城公園」と「造幣局の桜の通り抜け」でしょう。
大阪造幣局では期間限定で敷地内を一般開放し、満開の桜を一般の方に楽しんで頂けるイベントを毎年行っているのです。
では、2017年の日程はどうなっているのか?
本記事では造幣局の桜通り抜けに行こうとしている方の知りたい情報をギュっとまとめてみました。
是非参考にしてみて下さい。
造幣局とは?一番多く製造されている通貨は?
『造幣局』は、1871年(明治4年)貨幣制度を確立するため明治政府によって大阪に創設され、当時としては画期的な近代設備を導入し“貨幣(硬貨)の製造”を始めました。
その後造幣局は貨幣の製造の他、時代の要請に応えて『勲章』や『褒章』或いは金属工芸品の製造、地金や鉱物などの分析・試験、貴金属地金の精製及び品位証明などの事業を行なっています。
正式な名称は『独立行政法人造幣局』と称し、本局を大阪市北区(天満)に置き、支局を『さいたま市(大宮区)』と『広島市(佐伯区)』に設置しています。
造幣局は、通常貨幣(硬貨)の1円~500円まで6種類を製造していますが、2016年度(平成28年)に製造した総数は約99万枚です。
その中で1番多いのが100円硬貨の約41万枚、1番少ないのが50円硬貨の約5万枚となっています。
なお、硬貨の成分は銅を基本とした『亜鉛(あえん)』、『錫(すず)』、『ニッケル』などの合金ですが、1円硬貨のみが『純アルミニウム』で製造されています。
また、造幣局では他国などからの要請によって『国外通貨』の製造、国民などの要望によって『記念通貨』の製造、或いは内閣府(勲章局)の依頼によって『勲章』や『褒章』の製造も行っています。
初めて製造された記念硬貨は、1964年(昭和39年)の『東京オリンピック』を記念した1,000円硬貨と100円硬貨でしたが、これまで1番高額だったのは1986年(昭和61年)の『天皇陛下在位60年』を記念した100,000円硬貨です。
なお、今まで製造された記念硬貨の種類は、100円、500円、1,000円、5,000円、10,000円、100,000円の6種類ですが、100円硬貨は1976年(昭和51年)以降製造されていません。
また、2017年以降に製造される予定となっている記念硬貨は、2020年(平成32年)開催される『東京オリンピック』を含め全36種類にも上っています。
大阪・造幣局の桜の通り抜けとは?
大阪本局の所在地は、大阪城の北側に位置する“大川沿いの一角”にあります。
元々この土地は、戦国武将で後に大名となった藤堂高虎を祖とする『藤堂家』の大阪蔵屋敷があった場所であり、1871年(明治4年)庭園に植栽されていた桜の木120種類約400本を大川堤に移植し、屋敷共々明治政府(当時の大蔵省造幣寮)に接収されました。
1881年(明治14年)造幣局長に就任した『遠藤謹助(えんどうきんすけ)』が、毎年見事な桜を見るに付け“役人だけが花見をしていていけない”と部下に指示し、1883年(明治16年)から一般公開を始めたものです。
その間、大阪大空襲によって1943年(昭和18年)から3年間の中断があったものの、それ以降は毎年の恒例行事となり1990年(平成2年)には『日本さくら名所100選』に選定されています。
1967年(昭和42年)会場を埋め尽くした花見客による“将棋倒しの死傷事故”が発生したため、翌年からは南ゲートから北ゲートに向かう『一方通行』の規制が行われるようになりました。
2017年の日程予想、桜の開花はいつ頃?
2017年(平成29年)の“桜の通り抜け”の日程は未だ公表されていません。
例年3月中旬頃になると“造幣局のHP”で公開されますので、今しばらくお待ちください。
造幣局の桜は、どちらかというと『遅咲き』の品種が多いので、大阪地域の桜の開花予想より少し遅めの日程を抑えて置くと良いと思います。
因みに、去年(2016年)は4月8日から14日までの1週間でしたので、気象条件が去年と変わらなければ、今年は4月7日(金)~13日(木)までの1週間の日程が予想されます。
桜の通り抜けの見所はここ!
大阪で『日本の桜名所100選』に選ばれているのは、造幣局と『大阪城公園』の2か所です。
造幣局の“桜の通り抜け”が選定されたた理由は、余り広くないエリアに全国から集められた約130種類もの桜が密集していることです。
夜になるとライトアップされた夜桜が“雪洞(ぼんぼり)に照らされて”、昼に見る桜とまた趣が異なり大変幻想的な雰囲気を醸し出します。
因みに、造幣局の“敷地内は飲食が禁止”されていますが、その代り敷地の周辺には『屋台』が立ち並びます。
如何にも関西らしく『たこ焼き』や『お好み焼き』の粉もんのお店を始め、焼き鳥、綿菓子或いは金魚すくいまで、正に早春のお祭りのような賑わいを見せます。
なお、少し足を延ばすと『大阪城公園』や『毛馬(けま)桜の宮公園』で夜桜鑑賞の二次会も楽しめます。
造幣局へのアクセス方法
造幣局の“桜の通り抜け”は、常時一方通行となっていて『造幣局南門(天満橋側)』からしか入れませんので注意して下さい。
因みに、アクセス方法は、以下の通りです。
(1)市営地下鉄 *堺筋線南森町駅から徒歩15分 *谷町線天満橋駅から徒歩15分 *長堀鶴見緑地線京橋駅から徒歩10分 (2)JR *環状線桜ノ宮駅徒歩15分 *学研都市線京橋駅から徒歩17分 *東西線大阪天満宮駅から徒歩15分 *東西線大阪城北詰駅から徒歩10分 (3)京阪電車 *京阪本線京橋駅から徒歩15分 *中之島線天満橋駅から徒歩15分アクセスマップ |
むすび
造幣局の“桜の通り抜け”は、兎に角、“立錐の余地がない”くらいの混雑ですから、できるだけ“タイトな服装”で身支度し、靴は“踵(かかと)の低いスニーカー”を履いて出掛けられることをお勧めします。
なお、造幣局近辺は“交通規制が敷かれ駐車場は設けられていません”ので、お出かけの際は公共交通機関を利用して下さい。