潮干狩りで採れる貝の見分け方!正しい持ち帰り方と保存方法

この記事の所要時間: 513

 

1 (1)
『潮干狩り』は、潮が引いた干潟(ひがた)で熊手などを使い“砂泥(さでい)を掘って貝を採る行為”のことをいいます

砂泥の中に潜っている貝の仲間は、ハマグリやアサリのような『二枚貝』といわれる種類です

この二枚貝は『食用』に供されるものが多く、一般的に砂抜きしただけでそのまま食べることができます

二枚貝のことを英語では『クラム(clam)』といいますが、アメリカ東海岸発祥の『クラムチャウダー』というスープ料理の材料名で知られています。

アメリカでは、クラムチャウダーの材料として主に『ホンビノスガイ』が使われますが、日本では『ハマグリ』などが使われています。

スポンサードリンク

貝に関する豆知識

貝類は、砂浜だけでなく磯浜の岩礁(がんしょう)に定着しながら生息する『カキ』や『ムール貝』などの『巻貝』といわれる仲間を含め、海岸沿いには大量に生息していて比較的容易に採取できます

そのため、有史以前から世界中の沿岸地域で食用とされ、日本でも“縄文人の貝塚”が海岸近くの至る所で発見されています

現在では、海岸近くの浜辺だけに生息する貝のみではなく、海底深くに生息する『ホタテガイ』や『シャコガイ』などの比較的大型の貝も食用に供されています。

二枚貝は、うまみ成分が豊富で鍋料理やスープの出汁になるほか、焼く、蒸す、炒めるなど色々な調理法に適しています

因みに、ハマグリの貝殻からは“白の碁石”や“白い顔料の胡粉(ごふん)”、牡蠣(カキ)の貝殻からは“牡蛎(ぼれい)という漢方薬”、一部の二枚貝からは『真珠』が産生されるなど食用以外にも利用価値があります。

潮干狩りができる時期はいつ?

海面の水位(潮位)は、約半日ごとにゆっくり“満ちたり引いたり”して変化します。

この変化を『潮汐(ちょうせき)』といい、その原因は主に“地球に及ぼす月の引力”と、地球と月が“太陽の周りを回転するために生じる遠心力”を合わせた『起潮力(きちょうりょく)』によるものです。

地球に対して月と太陽が直線状に重なった時、月と太陽の起潮力が重複され満潮と干潮の差が最大化する現象を『大潮(おおしお)』といます。

一般的に、日本近海では干満差(潮位差)が最も大きくなるのは春と秋といわれていますが、実際には夏と冬の方が大きいとの論文報告がなされています。

潮干狩りに最適なシーズンは、4月から5月に掛けた時期が望ましいといえます

その理由は、水に浸かっても寒くないこと、お昼の時間帯に引き潮を迎えること、産卵期前のアサリが養分を蓄え美味しい時期であること、などです

また、海水温度が20℃を超えてしまうと、急激に“二枚貝の貝毒が増える”ため、その面からも5月中旬までが最適といえます

スポンサードリンク

潮干狩りで採れる貝の種類と見分け方

2 (1)
潮干狩りで採った貝を見て直ぐに判るという人は、そう多くはないと思われます。

実は、潮干狩りで採れる貝の種類は意外と多いですが、見慣れない貝は食べられるものなのか多少心配になります。

そんな時は、後学のため図鑑などで調べて見るのも良いかも知れません。

因みに、潮干狩りで良く取れる貝は、以下のようなものです。

(1)アサリ

アサリの大きさは4cmくらいで、貝殻の蝶番部分から周縁部分に向かって放射状に細い色違いの筋が走っています

(2)ハマグリ

貝殻の表面は全体的に滑らかで大きさは8cmくらいです。

色は褐色から黄褐色系統で多彩な模様が特徴です

(3)ホンビノス

大きさは10cmくらいで、貝殻の色は全体的に白っぽい色調をしています。

形はほぼ円形ですが、大きな貝ほど長円形を呈します

(4)バカガイ(アオヤギ)

大きさは10cmくらいで、色は全体的に茶系統で放射状の筋に特徴があります。

(5)オキシジミ

大きさは5cmくらいで、貝殻の形はほぼ円形のものが多く中央部が膨らんでいるのが特徴です。

採れた貝はどうやって持って帰る?

3 (1)
潮干狩りで採れた貝の持ち帰り方を間違うと、美味しさが台無しになってしまいます。

“新鮮なままで持ち帰る方法”とは、どのようなものでしょう。

(1)貝の選別

潮干狩りを終えたら先ず貝の表面についている“砂を海水で洗い落とし”、貝殻の割れているものを選別して処分します

(2)ぬめり落とし

出来れば水道水を用い、両手で貝を擦(こす)り合わせ、表面に付着している細菌類を落とす共にぬめりを落とし、しっかりと水切りをします

(3)保冷

水道水で濡らした新聞紙で貝を包み、その新聞紙をクーラーボックスに入れ、その上に保冷剤を置きます

貝の上手な砂抜きと長持ちする保存方法とは?

潮干狩りで持ち帰った貝は、食べる前に塩抜きが必要です

ペットボトルに海水を持ち帰った場合は、それを使えば良いですが、もしなければ食塩を使って塩水を造る必要があります。

塩水の造り方は、約500mlの水に大さじ1杯の塩が目安です

貝をバットに重ならないように敷き詰め、塩水を“ひたひた状態”まで注ぎ、新聞紙を被せて約3~5時間くらい放置すると完了です。

砂抜きの終わった貝を“網を敷いたバット”に重ならないように置き、新聞紙を被せて約1時間放置すると塩抜きが完了です。

砂抜きした貝を濡らした新聞紙で包み、そのまま『冷蔵保管』すると2~3日は美味しく頂けます。

なお、残った貝は『冷凍保存』しても数か月は大丈夫ですが、味や風味はやはり落ちてしまいます

むすび

潮干狩りをする場合、場所によって“誰にも断らず貝を採る”と、地元の漁業権者に告訴され犯罪者になるケースがあります

また、時間によって潮位の変化が起こりますので、岸辺から余り遠くまで沖に出ると、思わぬ事故に遭遇する危険性もあります

潮干狩りに出かける前には“現地の情報を確認し”、家族団らん1日楽しく過ごしたいものです

★おすすめ関連記事★
スポンサードリンク

ピックアップ関連コンテンツ

関連記事

ピックアップ記事

  1. 「ハロウィーンと言えばディズニー!」 というのが定着してきましたね。 秋のディズニーリゾ…
  2. 身内に不幸があった年は年賀状を出さない。 喪中の場合年賀状を出さないのは常識として、みなさ…
  3. 大学生活最後の大イベント、謝恩会。 楽しみにしている人も多いことでしょう。 でも…
  4. 「この人と、毎日一緒にいたい」 お互いにそう思えたら、 次のステップに進むのはとても自然なこ…
  5. あなたは「見解書」を作成したことがありますか? 普段の生活ではあまり馴染みがないかもしれま…

カテゴリー

旬な話題をチェック!

  1. 【2016冬のボーナス】公務員と民間企業の支給日と手取りを比較

    冬が近づくと楽しみなのが、ボーナスですよね? 一般的に、夏のボーナスよりも多くもらえるのが…
  2. 唇がカサカサヒリヒリ痛い!リップを付けても治らない時の原因と対処法

    女子の理想は、しっとりしたプルプルの唇です。 しかし冬になると、乾燥してカサカサになりがち…
  3. 【クリスマスネイル2016】簡単でシンプルなセルフネイルまとめ(画像付き)

    クリスマスの準備で忙しい今日この頃。 デートプランや服装はもうお決まりですか? 最近…
  4. 2018年仕事始めの挨拶|新年最初の挨拶の仕方とメール例文

    お正月休みをのんびり過ごした後は、新しい年のお仕事が待っています。 新年一発目の仕事は気持ち良…
  5. 初日の出の時間2017年予想!東京、大阪、静岡のおすすめスポットは?

    元旦の朝は、どのように過ごしていますか? 私は毎年、初日の出をみる為に、 年越しのお酒は控え…
  6. 二重あごが気になる方必見!超簡単に治す方法とは?原因とガムの効果も検証

    「えっ?以前と雰囲気変わったね・・・」 ふとした時、長年仲良くしている友人の横顔がとて…
  7. 運動会のスローガンに合うかっこいい四字熟語の例|小学校編

    9月と言えば運動会シーズン。 運動会を心待ちにしているお子さんも多いはずです。 その陰で…
  8. 忘年会で上司が喜ぶ簡単に出来る一発芸|恥かしがり屋の女子はコレ!

    忘年会シーズンが近づいてきました! 本来であれば楽しい忘年会ですが、 新入社員の方はちょ…
ページ上部へ戻る