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スウェードのブーツに付いたカビをキレイに落とす方法と上手な保管方法
- 2016/6/17
- 知っておきたい豆知識
夏の暑さが和らいでくると、秋物ファッションが気になり始めますね。
そろそろブーツも出してみようかなと考えている方も多いのでは。
でも、去年からしまってあったブーツの箱を開けると、「カビが生えていた!」なんて驚いた経験はありませんか?
特にスウェードはカビが生えやすくてお手入れが大変です。
そこで本記事では、ブーツについたカビをキレイに落とす方法と、来年のためにキレイに保管しておく方法などをご紹介したいと思います。
ブーツにカビが生えやすい理由とは
カビの原因は、雑菌です。
そしてその菌のエサは主に有機物です。
さらに高温・湿度で空気が淀む場所では、カビが繁殖しやすくなります。
このカビが繁殖する条件を考えると、靴はカビにとってとても都合のいい場所なのです。
なぜなら、まず外を歩き回ったり汗をかいたりするため、靴には雑菌が必ずつきます。
そして靴はたいてい、カビの大好きな有機物である革でできています。
更に、履いた後の靴は靴箱にしまって保管します。
つまり、カビが生えない方がおかしいと思えるほどの条件がそろっているのです。
そして冬に履くブーツは、保温性が高くなるように作られています。
なので、普通の靴よりも高温・多湿になりやすいのです。
冬の終わりにブーツを脱いだ後、そのまま靴箱にしまって長い間放置しておけば、カビが生えるのは当然と言えるでしょう。
スウェードのブーツのカビをキレイに落とす方法
表面がつるんとした普通の革のブーツにカビが生えてしまった場合、たいていは表面をふき取ればキレイになります。
でもやっかいなのは、スウェードなどの起毛革のブーツです。
毛の間にカビが生えてしまった場合は、ふき取るだけでは落とせませんね。
スウェードの場合、まず専用のブラシを用意し毛の流れに沿ってブラッシングをします。
これでカビが見えなくなることもありますが、カビは中まで入りこんでいますので油断できません。
専用の洗剤を使ってしっかり洗いましょう。
この動画のクリーナー以外にも、ローションタイプや消しゴムタイプなど、いろいろ種類があります。
どのタイプを使う場合でも、強くこすらずに優しく洗うのがコツです。
自分の顔を洗う時と同じように、くるくると優しくマッサージするように洗います。
そして洗った後は、しっかりと乾かしましょう。
ブーツを専門店でクリーニングする時の料金はどれくらい?
自分でどうしてもカビや汚れが落とせなかったら…?
お気に入りの靴は諦めきれませんよね。
落ちないカビをキレイにしたい場合は専門店でクリーニングを頼むことになりますが、気になるのはその料金です。
いったいどれくらいかかるのでしょうか?
宅配クリーニング店の料金を調べてみました。
・ラクーンデリバリー(公式サイト:http://www.r-deli.jp/)
ショートブーツ・ハーフブーツは2,300円、ロングブーツは2,800円となっています。 スウェードなどの場合は、更に+500円、汚れやにおいがひどい場合は+1,500円とういことです。 ・安心宅配 革クリーニング(公式サイト:http://www.anshin-kawa.com/index.html) ロングブーツは6,500円、ムートンブーツは5,500円です。 3点で12,000円などのセールもあります。 ・靴専科(公式サイト:http://www.kutsusenka.com/) 靴専科では、ブーツの種類やクリーニング方法によって細かく値段設定がされていて、2,800~8,900円となっています。 |
お店によって金額は大きく違ってきますが、金額だけでなく、クリーニングの品質や丁寧さなども考慮して選びたいですね。
スウェードのブーツをキレイに保管しておく方法
たとえ短時間しか履いていないブーツでも、お手入れをしてしまわなければ、カビが生えてしまいます。
大切なブーツは、面倒がらずにきちんとお手入れしましょう。
後で後悔しないために、キレイに保管する方法をご紹介します。
①まず使ったブーツは汗を吸っていますから、風通しの良い場所でできるだけ乾燥させてください。ブーツの表面は専用のブラシで汚れを落とし、内側には除菌スプレーをしておきます。
見えないところにもカビは生えるので、お忘れなく。 ②お手入れが終わったら、ブーツの中と靴箱に除湿剤を入れて保管してください。 いかに湿気を排除するかがポイントです。 ③そして梅雨の時期などには、時々靴箱を開けて換気・除湿をするようにしましょう。 天気の良い日に天日干しができればベストです。 ④最後に、履く前にはいつも防水スプレーをする習慣をつけましょう。 このひと手間で、汚れや雑菌をかなり防ぐことができます。 |
まとめ
以上、スウェードのブーツにカビがついた時の対処法と保管方法をご紹介しました。
ブーツのカビ対策について参考になりましたか?
まずはカビを発生させないことが大切です。お手入れもお忘れなく!