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運転中強烈な眠気に襲われた時の対処法!一発で目を覚ます方法とは?
- 2016/10/14
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『運転』という言葉は、通常『自動車』や『電車』などの乗り物をイメージしますが、大型のプラントや産業機械・設備などにも用いられます。
しかし、『飛行機』や『船舶』』などの場合は、『操縦』という言葉が用いられます。
この言葉の違いに“どんな意味がある”のかは判りませんが、運転にしても操縦にしても“人の意志で乗り物を操作しながら制御する”行為に変わりはありません。
そして、どんな乗り物でも『安全第一』であることに違いはなく、それを無視した運転や操縦などあり得ません。
因みに、最近は、『IT(情報技術)』の格段の進歩によって、自動車の運転においても『AI(人工知能)』の活用が脚光を浴びています。
そう長くない将来には、商用化された実用車が公道を走ることになると思われますが、人とコンピューターのどちらが主従の優先性を担(にな)うのか、いささか興味が惹かれるところです。
運転中はなぜ眠くなるの?強烈な睡魔に襲われる原因とは?
交通安全運動の一環で“居眠り運転に気を付けましょう”というフレーズをしばしば見掛けますが、現実的に“どの様な対策が有効なのか”よく判りません。
例えば、“明日ドライブに行くので今日は早く寝よう”と思っても、行った先で渋滞していると“ついつい眠たくなる”ものです。
運転中に眠気に襲われるのは、一体どういう場合に起こるのでしょうか。
プロのドライバーの話によれば、“眠気に襲われる時間帯や状況(場面)”があるそうです。
先ず、時間帯でいえば『早朝』と『14~16時』、状況でいえば『睡眠不足』、『満腹感』、『暖かい』、『心地よい』などだそうです。
また、居眠り運転に陥(おちい)る前兆として“視点が集中してくる”ことが挙げられるとのことです。
因みに、強烈な眠気に襲われる時は、身体の中ではどんな変化が起きているのか考えてみます。
(1)インスリン
人は健康状態に拘わらず、食事を摂ると直後から『血糖値』が上昇し始めます。
それに伴って膵臓から『インスリン』というホルモンが分泌されます。
因みに、インスリンは別名『幸せホルモン』と呼ばれていて、私たちの身体は困ったことに“血糖値が正常な人ほど”分泌量が多く、どうしても“食事をした後は睡魔が襲う仕掛け”になっている訳です。
従って、運転中に甘いものを食べると、同じようなメカニズムが働くため、糖分の摂取はできるだけ控える方が良いのです。
(2)低血糖
決まった時間に食事を抜くと糖質が不足し、『低血糖』の状態に陥(おちい)ります。
それを回避するため急きょ肝臓で合成が始まりますが、一時的に“眠気を引き起こして”脳の活動を休ませようとします。
(3)慢性疲労
運転中に強烈な眠気に襲われる場合は、慢性的な『蓄積疲労』や『睡眠不足』が考えられます。
これが常態化すると、『慢性疲労症候群』などの病気の疑いもあります。
一般的に、労働や運動による疲労は、“適切な方法でリフレッシュする”と疲労感が自然と抜けていくものです。
何時までも疲労感が抜けない場合は、運転中でも突然眠気に襲われることは十分考えられますので、医師の診察を受けることをお勧めします。
運転中眠気に耐えられないと感じた時、今すぐやるべき事は?
運転中に眠気に襲われたら、先ずは車を安全なところに止めて、“15分くらいの仮眠をとる”ことが大切です。
それ以上眠り込んでしまうと“覚醒するまでに時間が掛かり過ぎる”ので、できれば『目覚まし時計』を用意しましょう。
短時間の仮眠に抑え、目覚めてから少し時間をおいてスタートするのが大事なポイントです。
また、眠気を抑えるためには、“新鮮な刺激を与える”ことが効果性です。
例えば、“窓を開ける”とか“聞きなれない音楽を聴く”とか“香りを嗅ぐ”など、自分でも幾つかのバリエーションを用意しておくと良いでしょう。
運転中の眠気を一発で覚ます、お勧めの方法
(1)限界まで息を止める
先ずは、息をゆっくり吐きだしてから、限界まで息を止めます。
その後、しっかりと背筋を伸ばして深呼吸を繰り返して下さい。
脳が“窒息の恐怖から逃れるため”覚醒し、しっかり酸素を取り込み血液循環が活性化し眠気を追い払います。
(2)香りで脳を刺激する
『香り』は、ダイレクトに脳に刺激を与えることから、眠気を覚ますのには素早く効果を発揮します。
因みに、香りが脳を刺激するまでの時間は何と1秒未満といわれており、一般的に『バジル』、『ジャスミン』、『ペパーミント』などの香り成分が効果的です。
これらが配合されている『芳香剤』を手元に置くと安心できます。
(3)眠気覚ましのツボを刺激する
眠気覚ましの『ツボ』は幾つかありますが、その中でも代表的なのが『合谷(ごうこく)』と『百会(ひゃくえ)』です。
合谷は人差し指と親指の“骨の交差する窪み”の部分です。
また、百会は“目の中間部分と両耳の延長線上の交点”です。
何れも刺激の与え方は、数秒間“少し痛みを感じる程度”に圧迫を加え、取り敢えず5回ほど繰り返えすと良いでしょう。
むすび
特に“長距離ドライブ”は肉体的にも精神的にも、可なり負担が掛かるものです。
渋滞もなく順調に走っている場合は余り疲れを感じませんが、それでも最低“2時間ごとに15分程度の休憩”は必要です。
“急がば回れ”という故事もありますので、ゆったりした気分でドライブを楽しみたいものです。