- Home
- 知っておきたい豆知識
- 「ボウリング」ボールの選び方|自分にあった重さと指穴の見分け方とは?
「ボウリング」ボールの選び方|自分にあった重さと指穴の見分け方とは?
- 2017/4/7
- 知っておきたい豆知識
ボーリング上にいくつも並べられている色鮮やかなボール。
遊戯を行う際、まずはボール選びから入りますよね。
ここで自分に合ったボールを選ばないと、高得点が出づらくなります。
なので、基本的なボールの選び方を知っておくことも重要なのです。
そこで本記事ではボウリングのボール選びのコツと簡単にストライクを出す方法などを解説していきます。
他のスポーツにはないボウリングの特異的なルールとは?
『スポーツ』とは、一定の規則に従って行われる『遊戯(ゆうぎ)』、『競争』、『鍛錬』などの要素を含む、専ら“身体的な活動を基本とした行為”と定義されます。
スポーツの元々の語源は、ラテン語の“荷物を担(かつ)がない”或いは“働かない”という言葉に由来したといわれています。
その後、フランス語の“気晴らしをする”又は“遊ぶや楽しむ”という意味に転化し、現在では世界中で普遍的に使われる英語の『スポーツ』に定着したと考えられています。
因みに、スポーツの位置づけは、時代や社会環境と共に変化していますが、17~18世紀頃は特権階級が楽しんだ“キツネ狩り”など『狩猟(狩猟)』を意味するものでした。
それが19世になると、組織的な競技団体などが定めた“ルールに則って運営する体制”が整備されていきました。
近代競技として最初に結成された組織は『陸上競技』であったことから、それ以降に形成された他の競技団体などの頂点に立つ“第1位の競技スポーツ”位置付けられており、現代に至っても陸上競技が『メインスタジアム』で行われているほどです。
また、近代オリンピックのキャッチフレーズである、“より早く、より高く、より遠く”という言葉は、正(まさ)しく陸上競技における『トラック競技』と『フィールド競技』に参加する“アスリートを鼓舞するための象徴的なフレーズ”です。
一方、今やスポーツの世界では“娯楽性を帯びたプロスポーツ”が人気を博していますが、その中でも『野球』、『サッカー』、『ゴルフ』など“ボールを使う競技(球技)”が、メジャースポーツとして脚光を浴びています。
因みに、野球とサッカーは“より多くの得点”を争い、ゴルフは“より少ない打数”を争う競技であり、夫々競技に特有なルールが適用されています。
翻(ひるがえ)って、ボウリングは“より高い得点を争う競技”でありながら“最高得点が300点に限定される”という、他のスポーツには例を見ない特異的なルールを持っています。
自分の体に合ったボールの重さの目安は?
ボウリング場がレンタルしている『ハウスボール』には、必ず個々のボールに『ウエイト』を表示しています。
因みに、ウエイトの単位はポンド表示ですので“1ポンドを0.453kgで換算する”必要があります。
飽くまでも一般的な目安ですが、ボールの重さは“自分の体重の1/10くらい”が適当だといわれていますので、体重50kgくらいの人は11ポンド、60kgくらいの人は13ポンドくらいを選べば良いということになります。
ただ、人によって骨格や筋力の差がありますので、実際にボールを持って確認する必要がありますが、特に初心者の場合は身体の負担を抑えるために、少し軽めのボールを選ぶ方が無難とされています。
ボウリングのボールは指穴も重要!選び方と持ち方は?
ボウリングはボールの重さの選定が重要な要素の一つですが、それ以上に“指穴のサイズ”と“穴の位置(間隔)”のフィットが重要です。
詰まり、ボールを親指、中指、薬指の3点でしっかり支持できないと、“ボールを放り投げる”ことも、“方向をコントロールする”こともできません。
一般的にいわれるのは、指穴の大きさは中指と薬指は“ややきつめの方”が良く、逆に親指は“やや緩めの方”が良いとされています。
しかし、必要以上に指穴が小さいと『ロフトボール』になり易く、逆に大き過ぎるとボールを落下させてしまいます。
ここでいう、ロフトボールとは、“ボールを上に向かって放り投げる”ことをいい、ボウリングではレーン上にボールを『ドスン』と落とすことは最も“忌み嫌われるマナー違反”とされています。
何れにしても指穴のサイズと指穴の位置は、人による感覚的なことなので“これが正解”という訳には行きません。
自分に合ったボールを見つける際には、先ず始めに中指と薬指の2本の指だけでボールを摘み上げられることを確認します。
次に、2本の指と親指の距離(間隔)を確かめますが、掌(てのひら)がボールに沿って僅かに引っ付くか、又は少しだけ隙間がある程度が適否の目安です。
ボール選びは決してウエイトだけに気を取られず、寧ろ指穴のサイズや間隔の方に意識を持って選ぶことが重要であり、そのことが正しいフォームでボールを投げる最大のポイントだといえます。
初心者が簡単にストライクを出すコツ
どんなスポーツにも言えることですが、先ずは“基本を身に着ける”ことが重要です。ボウリングという競技のルールは、『ストライク』の回数が多ければ多いほど高い点数になります。
従って、ストライクの取り方を熟知することが最も重要な戦略となります。
ストライクを取るコツは、闇雲に勢いよく強いボールを投げることではなく、狙ったところに転がって行くスピンの利いたボールです。
詰まり、スピードよりもコントロールが重要なのです。
スイクを取るコツは、レーンのやや右側の立ち位置から投げる『フックボール』が理想的といわれています。
例えば、右投げの人の場合はレーンのやや右側に立ち位置を取り、右側から2~3番目のスパットを通過するようにボールをリリースします。
ボールは緩い左カーブを描きながらピンに近づき、ピンの先端2mくらい前から急激に左に曲がりNo1とNo3の間を通過します。
ボールの投げ方には『ストレートボール』や『カーブボール』、またカーブボールと逆の『バックアップボール』などがありますが、どの投げ方にも夫々固有の技術が必要です。
特に初心者の場合は独特な癖がつく前に、腕や身体の負担が1番少なく且つ破壊力の大きいフックボールの投げ方を習得することが上達への早道です。
むすび
スポーツに限らず何かを始める時は、先ずは“人のふりを見ること”から始めることが多いものです。
ただ、そのやり方では何れ“壁に当たって停滞を招く”ことが多いのも事実です。
端から『原理原則』や『理論理屈』を突き詰めることは無理にしても、『ブレークスルー(突破)』ためには昔から言われる“守破離(しゅはり)”の精神、即ち最初は“教えを守り”、次は“常識を破り”、最終的に“革新する”という心構えが大切なことかも知れません。