口臭対策が手軽にできる市販品3選!病院は何科に行くべき?治療法もご紹介♪
- 2017/3/15
- 健康
「口臭が気になって、人と落ち着いて話すことが出来ない・・」とお悩みになってはいませんか?
実は以前の私も自分の口臭が気になり、どうすれば改善されるのかをネットで色々調べた経験があります。
そして、私と同じように口臭についてお悩みになっている方も多いはず。
そこで本記事では手軽に出来る口臭対策方をまとめてみました。
何故息が臭くなるの?口臭を予防するには?
『口臭(こうしゅう)』は口腔内から出る『呼気(こき)』の臭いをいい、一般的に口腔、気道及び消化器の疾患によって起こりますが、臭いのきつい食品を食べることによっても起きます。
また、人の口臭は、主に『食生活習慣』とそれに伴う『体内環境』によって、発生する臭い種類や程度が異なるのが一般的です。
従って、口臭を予防するためには“臭いの強い食品の摂取を避ける”ことや、“食後の歯磨きや舌洗浄を行う”ことで口腔内の衛生状態を保ち、併せて胃腸の働きを整えることが大切です。
口臭の原因は一体なに?
口臭の元となる主な原因は、主に生理的な現象による、食品や嗜好品の影響による、病気に起因する、ストレスや心理的な影響によるものなどが挙げられます。
(1)生理的
特に起床直後、空腹時、緊張時には唾液の分泌量が減少し、口腔内細菌が増殖することで『揮発性硫黄化合物』が増加する。
(2)食品・嗜好品
ネギ、ニラ、ニンニクなどの食品や、お酒やタバコなどの嗜好品を摂取した後に臭いがきつくなる。
(3)疾病性
咽喉頭、呼吸器、消化器などの慢性疾患、或いは糖尿病や肝臓病などでも口臭が強くなる場合はありますが、根本的には『ドライマウス』、『歯周病』、『舌苔(ぜったい)』が主な要因です。
(4)ストレス
過度な緊張によって、唾液の出方が少なくなる。
(5)心理的
他人からいわれるのではなく、自分自身が臭っていると思い込んでいる。
口臭対策できる手軽な市販3選
口臭の対策グッズには、色々なものが販売されています。
ただ、何を選ぶにおいても“原因を知っていなければ”、適切な対応が取れないことはいうまでもありません。
詰まり、口臭の原因に合った商品を選択することが重要になります。
(1)ブラシ
食後に歯を磨く目的は、プラークといわれる『歯垢(しこう)』を取り除くことです。
プラークは『食べかす』と勘違いされる向きがありますが、“口中に生息する細菌の塊”のことを意味します。
プラークは勿論“口臭の原因”になりますが、それ以外にも『虫歯』や『歯周病』の原因にもなります。
なお、プラークは細菌同士が絡み合ってネバネバした『バイオフィルム』を形成していますので、歯や歯茎(はぐき)や舌に付着したものは簡単には剥がれません。
そのため、食後には『歯ブラシ』、『舌苔(ぜったい)ブラシ』、『歯間ブラシ』などで物理的にプラークを剥がし取る必要があります。
(2)サプリメント
口臭対策として売られているサプリメントは、その成分や効果によって種類が分かれます。
1つ目はバラやミントなど違う匂いで“口臭を緩和する”タイプです。
2つ目はカテキンや渋柿などの抗菌や消臭作用によって“臭いの元を断つ”タイプです。
3つ目はビタミンB類を含むもので歯周病などの“口の病気に作用する”タイプです。
4つ目は腸内の善玉菌を増やす乳酸菌やビタミンB、C、D、E、ミネラルなどを含むもので“胃腸の調子を整える”タイプです。
ただ、サプリメントの口臭対策としての効果は、意外と賛否両論があり評価が難しい所です。
(3)ガム
ガムの口臭防止効果として大きいのは、ガムを嚙むと中に含まれる甘みに脳が反応し、また舌や顎(あご)が運動することにより、口臭防止に重要な役割を果たしている唾液の分泌が促進されるからです。
因みに、唾液には“細菌の餌である食べかす”を洗い流す作用があり、唾液中の酵素による抗菌作用によって口臭の原因である“口中菌を殺菌する働き”をします。
病院で行う口臭の治療とは?
口臭の原因となる病気の多くは“口腔内に起因している”場合が多いので、『歯科』、『口腔外科』、『耳鼻咽喉科』などの診療科が多いと思われます。
その中でも特に多い歯科領域の病気には、以下のようなものがあります。
(1)歯周病
初期の場合は傷みもなく余り自覚症状は現れませんが、病気が徐々に進行すると“歯茎の出血”や“膿が溜まる”ようになります。
(2)歯垢(プラーク)
歯の表面に付着する“柔らかい堆積物”ですが、その殆どは細菌の塊りです。
そのままに放置して置くと、やがて硬くなり『歯石』を形成していきます。
(3)舌苔
食べかすが溜まることでザラザラした舌の上に菌が堆積していきます。
ブラシなどで物理的に除去しないと、一見すると“白い黴(カビ)や苔(コケ)のように見える”菌の塊りとなって増殖します。
(4)プラスチックの義歯や金属冠
素材が“プラスチックの義歯”や“金属の被せ物”は、表面に“色や臭いを吸着”しますので食後にきれいに掃除し消毒する必要があります。
むすび
他人の口臭は気になりますが、自分の口臭は以外に付かないものです。
従って、最低限のマナーとして毎食後の『オーラルケア―』に注意を払い、他人に不快な思いをさせない配慮が必要です。
ただ、必要以上に口臭を気にすると、“人前に出るのが嫌になったり”、“人と話せなくなったり”と神経質になり過ぎるのも良くありません。
どうしても自分の口臭が気になるようでしたら、遠慮なく家族に確認して貰うことをお勧めします。