新盆見舞いとは?渡す時期と金額相場|お返しのマナーや注意点とは?
- 2015/4/5
- お盆
故人の四十九日後、初めて迎えるお盆がを新盆と言います。
初盆とも呼ばれます。
新盆を迎えるお家では、
いつものお盆より丁寧に法要などを営み、
初めて現世へ帰ってくる故人の霊を迎えます。
そして、新盆はご家族だけではなく、
故人とご縁のあった方にとっても故人を偲ぶための大切な儀式です。
新盆は、いつものお盆とは少し違う
振る舞いやお供え物などが必要になります。
新盆を迎えるお家も、新盆法要に招かれた方も
新盆のマナーについてはわからないことが多い事と思います。
という事で今回は、
新盆に関するマナーのあれこれについてご紹介します。
故人との思い出を偲びながら、
スマートなマナーで新盆を迎える手助けにしていただければ幸いです。
新盆見舞いとは?失敗しない新盆見舞いのマナー
新盆見舞いは、本来、新盆法要や焼香に
伺った際に持参する故人へのお供え物です。
また、新盆を迎えるお家を訪れることを、
「新盆見舞いに伺う」ということもあります。
新盆見舞いを贈る側のマナーについて、
以下に簡単にまとめましたのでご参考にしてください。
新盆見舞いを渡す時期
新盆法要に招かれたり、
お盆中に焼香に伺ったりする場合は持参します。
遠方などの理由で直接渡せない場合は、
お盆の前日までに届くように発送を手配しましょう。
お盆を7月に行う地域と8月に行う地域があるので、
相手のお盆の時期を確認することを忘れずに。
お金を贈る場合
故人との関係や、そのお家のしきたり
などによってさまざまですが、一般的には次のようになっています。
親族の場合
故人の家族に準ずる立場で新盆法要に参列し、
法要後の会食にも参加する場合、現金を施主へお渡しします。
金額は一人1~2万円、
夫婦で参加するなら2~3万円が相場と言われています。
都合により法要に参加できない場合も、
近しい立場として同額を贈るほうが無難ですね。
不祝儀袋の表書きは「御提灯料」です。
友人、知人、同僚などの場合
親族以外で法要に招かれた場合は、
施主へ渡す金額は1万円が相場です。
法要には参加せず、お盆の期間に焼香に伺ったり、
金封を書留で送る場合は、5,000円~1万円を包みましょう。
あまり高額を包むと、
相手が恐縮してしまいます。
不祝儀袋の表書きは、「御仏前」、または「御供物料」です。
品物(お供え物)を送る場合
お金と品物のどちらかを贈る、
または両方を贈るかは地域によっては異なります。
品物を贈る場合、予算の相場は3,000円~5,000円ほどと考えておきましょう。
「御供物」ののしをかけて贈るのが一般的です。
生前の故人の好物や、お菓子、果物などが喜ばれます。
お線香は、施主の側で用意していることが多く、
余ってしまうこともあるので、避けたほうがいいですね。
地域や宗派によって違いはありますが、
お盆の時期を間違えないことが一番重要です。
故人の家族や、近しい方に時期について
確認しておくことをおすすめします。
初めてのお盆を迎える故人が
喜んでくれるようなお供えを贈って、迎えてあげましょう。
新盆見舞いのお返しのマナーは?
新盆見舞いをいただいたら、
お返しをするのが基本のマナーです。
新盆法要に出席してくださった方へは、
法要後の会食がお返しとなります。
別途、1,500円~3,000円の引き出物を用意しておき、
会食後、お渡しすることも多いようです。
のしの表書きは「志」、「御供養」「初盆志」です。
引き出物には持ち帰る際に重くならない、
タオルセットやお菓子などがよく選ばれています。
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法要へは参加されなかったけれども、
初盆の焼香に訪れてくださる方もいらっしゃいます。
不意にこられた方へお渡しするお返しも、
余裕をもって準備しておいたほうが安心です。
1,000円程度のお菓子、お茶、タオルのセットなどに、
「粗供養品」をかけて用意しておきましょう。
また、郵送してくださった方へのお返しも必要です。
いただいた金額の半額程度の品を
贈るのが一般的ですが、相場は3,000円~5,000円です。
この場合ののしは「志」。
お返しの品を贈る際に、
お礼状を添えることを忘れないようにしてくださいね。
まとめ
新盆見舞金の渡し方や金額の相場などをまとめてみました。
新盆を始めて迎える方のお役に立てれば幸いです。
家族と縁者が故人を偲び、心をこめて供養する初盆は、
亡くなった方の思い出を語り合うための機会でもあります。
自分のために気持ちを贈り合ってくれることを、
きっと故人も喜んでくれるはずです。
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