ノロウイルス感染症とは?症状と一般家庭で出来る対策予防
- 2014/10/16
- 病気やアレルギー
小さいお子さんは様々な病気にかかる恐れがあります。
特にノロウイルスやロタウイルスは小さいお子さんが
必ずといってかかる病気ではないでしょうか?
この時期はノロウイルスが流行り出す時期でもありますね。
と言う事でノロウイルスについてちょっと調べてみます。
ノロウイルス感染症とは?
ノロウイルス感染症とは、ノロウイルスが引き起こす感染性胃腸炎のことをいいます。
この感染症は冬に発生することが多いですが、一年中発生します。
ノロウイルスは感染力が強く少量でも感染する為、
人が集まる場所や家庭内で流行ることが多いです。
また、ノロウイルス感染症は症状が消えた後も
1週間ほど(長いと1ヵ月ということも)ノロウイルスが排出されることがあります。
完治したと思った後でも十分な注意が必要なのです。
ノロウイルスは人の体内でしか増殖しないウイルスで、
低温でも長く生き延びる事が出来ます。
その為、冬に感染症を多く発生させることがあるのです。
⇒また一度感染しても繰り返し発症、感染しますので、
感染経験があっても油断はできません。
ノロウイルスに感染した時の主な症状
ノロウイルスは感染しても1~2日間の潜伏期間があり、
すぐに発症するわけではありません。
発症した場合は嘔吐、下痢、腹痛、軽度の発熱がみられます。
しかし、感染すると全ての症状が起こるわけではありません。
嘔吐の症状が出る場合には突然強く吐き気が起こる特徴があり、
繰り返し嘔吐します。
この感染症は子供、大人に関わらず全年齢で発症しますが、
成人では水のような下痢が続くこともあります。
風邪とノロウイルス感染症の違い
胃腸風邪とノロウイルス感染症の症状は似ています。
では、どのような所が違うのかというと
胃腸風邪は咳や鼻水、腹痛、吐き気、下痢等一般的な胃腸炎の症状です。
それに対し、ノロウイルス感染症は
ノロウイルスが胃腸に入って引き起こされます。
胃腸炎には咳や鼻水の症状はありません。
感染後数時間で嘔吐、下痢が起こる可能性があります。
また嘔吐は何度も繰り返し起こります。
小さいお子さんがお腹を痛がっていて
嘔吐や下痢の症状が出たらノロウイルスを疑うべきです。
ただ、ほとんどの場合がすぐによくなりますのでご安心下さい。
ノロウイルスにかかると水分が失われる恐れがあります。
なので、水分補給には注意してあげましょう。
家庭で出来る予防方法と対策
ノロウイルスは接触や空気を介して感染する為、
感染しないように予防するには普段の生活の中で
様々なことに気をつけなければいけません。
ここでは家庭で出来る簡単な予防方法をまとめてみます。
○手洗いうがい
手洗い、うがいを日常的に習慣づけることが大切です。
特に手洗いは大切ですので、帰宅後だけでなく、
調理や食事の前やトイレの後にも石けんを使用して行いましょう。
その際手拭き用のタオルは共用せず、
自分専用のタオルをお使い頂く方が良いでしょう。
○ 調理
人によっては無症状でノロウイルスを便から排出し続けていることもあります。
なので、調理中はマスクを着用し、
調理前に石けんを利用した手洗いを徹底しましょう。
またカキなどの二枚貝を調理する場合には
十分に加熱(85℃で1分以上)するようにしましょう。
○ 感染者の便や嘔吐物の処理
感染者の便や嘔吐物には
大量のノロウイルスが含まれている為
十分な注意が必要です。
感染者の便や嘔吐物を処理する際には、
使い捨ての手袋とマスク、エプロンを着用し、
直接触れない様にしましょう。
また処理後には石けんを使用して手を洗いましょう。
ノロウイルスは乾燥すると空中に漂い、
口に入って感染する場合がありますので、
便や嘔吐物は乾燥させない様にしましょう。
まとめ
ノロウイルス感染症についてまとめてみました。
うちの子も小さい時にかかりましたが、
1日位寝たらすぐによくなっていました。
ただ、他の方に感染する恐れがありますので、
しっかりとした対策は必要です。
外から帰ったらうがい、手洗いはしっかりしましょう!
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