溶連菌感染症とは?原因と大人の症状と治療方法!
- 2014/10/17
- 病気やアレルギー
溶連菌感染症って聞いた事はありますか?
聞いた事がない方の方が多い事と思いますが
かかってしまうと結構しつこい感染症なんですね。
溶連菌感染症の原因は何なのか?
大人が感染した場合はどのように対処したらいいのか?
溶連菌感染症について色々調べてみました。
溶連菌とは?
溶連菌とは、溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌のことを言います。
溶連菌にも体の中にいて悪さをするものとしないものがあります。
よく小児科で問題になっているのはA群β型溶連菌というものです。
この菌は、比較的病原性が強く、
大きな病気の原因になりやすいです。
溶連菌が起こす病気には
粘膜、咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱、中耳炎、副鼻腔炎、皮膚・軟部組織、伝染性膿痂疹、蜂窩織炎、丹毒、肺炎、菌血症、トキシックショック症候群 |
など多数あります。
またこの菌は、子供だけでなく兄弟や家族にもよくうつります。
溶連菌には抗生物質がよく効きますが、
再発することもあります。
なので、感染してしまった場合は
医師の診断に従って治療を進めるようにしましょう。
溶連菌感染症とはどのような病気?
溶連菌感染症とは溶連菌の感染によって起こる感染症のことを指します。
主にのどに感染し、のどの痛みや発熱、発疹をともないます。
またこの他に頭痛や腹痛、首筋リンパ節の腫れなども見られます。
一般的に感染、発症するのは
5歳〜15歳の小児に多いと言われていますが、
抵抗力が低くなっている大人や妊婦にも感染します。
この病気には潜伏期間があります。
溶連菌保菌者と接触した後、
溶連菌に感染してから症状が出るまでは2〜5日です。
溶連菌感染症にかかる原因は?
溶連菌は咳やくしゃみなどにより飛沫感染しますが、
溶連菌に汚染された食品が原因となることもあります。
なので、ご家族のどなたかが感染した場合は
一緒に遊んでいる兄弟も検査を受けておくことをおすすめします。
予防の為にも季節に関係なく、
普段から手洗いうがいを習慣づけるようにしましょう。
大人がかかった場合の主な症状は?
子供が溶連菌感染症にかかった場合は、
のどの痛みや嘔吐の症状から始まります。
また、かゆみを伴う発疹が体に現れたり
舌にいちごのようなぶつぶつが発生する
いちご舌の症状が現れたりする場合もあるようです。
ただ、大人の場合には抵抗力がある為、
体に症状が現れることは少ないです。
発熱やのどの痛みの症状のみが現れることが多い事から
風邪やインフルエンザと間違えられやすいです。
溶連菌感染症の治療方法は?
溶連菌感染症は医師から処方される抗生物質をきちんと飲む事をおすすめします。
また、水分補給を十分に行うことで比較的早く回復に向かうようです。
症状は2〜3日のうちに改善されますが、
ここで油断をしてはいけません。
溶連菌は完治しなければ、再発や 重大な合併症を引き起こします。
この為、症状が良くなったと思っても医師の指示に従い、
最後まで(2週間程度)抗生物質を服用しましょう。
またご家庭では、のどに刺激を与える様な辛い食べ物や
すっぱい食べ物、炭酸水等の摂取は控えてください。
まとめ
溶連菌感染症についてまとめてみました。
あなたの気になる悩みに少しでもお役に立つ事が出来たでしょうか?
なお、完治したと思っても2、3週間後に尿検査を受け、
その結果を持って治療完了とすることが一番望ましいようです。
抗生物質を飲み終わっても自己判断をすることなく、
必ず医師の診断を受け下さいね。
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