RSウイルス感染症って何?大人や赤ちゃんの症状や合併症を調査!
- 2014/10/16
- 病気やアレルギー
お子さんが高熱でうなされたりしたら大変ですよね。
風邪だと思い、かかりつけの病院に行ったら
「RSウイルス」と診断される事も多々あります。
RSウイルスは風邪と症状は似ているようですが、
どのような所が違うのでしょう?
また、対処法などはどうしたらいいのでしょう?
ちょっとRSウイルスについて調べてみました。
RSウイルス感染症とは?
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。
乳児期の発症が多く、気管支炎や肺炎の症状を起こします。
潜伏期間は2〜8日と言われており、
症状が現れる前でも感染することがありますし、
症状が消えた後も1〜3週間は感染します。
⇒RSウイルスは感染力が非常に強く、生後1歳までに半数以上、
2歳までにほぼ100%の小児が少なくとも1度は感染すると言われています。
また感染者の咳やくしゃみ等による飛沫感染や感染者との直接的な濃厚接触。
ウイルスがついている手や物を触ったり、
なめたりすることによる間接的な接触感染でも感染する恐れがあります。
RSウイルスは生涯にわたって感染と発病を繰り返しますが、
感染を繰り返しながら免疫ができ、症状が軽くなっていくようです。
大人がRSウイルスに感染した時の症状とは?
RSウイルス感染症は乳幼児が感染することがほとんどです。
しかし、大人にも感染することがあります。
大人はRSウイルスに対する免疫を持っている為、
ほとんどの場合が発症しても軽い風邪のような症状が出るだけです。
ただ、感染した子供の家族に感染すると
症状が気管支炎や肺炎を起こす場合もあります。
その場合には38℃以上の熱が5日程続くこともありますので注意が必要です。
妊婦さんが感染した場合でも胎児に影響はありませんが、
妊娠中は体力が落ちている為、通常よりも注意が必要です。
また出産後、授乳の際などに新生児にRSウイルスが感染する場合もあります。
なので、出産前にはきちんと完治させましょう!
なお、高齢者が感染した場合には
急性下気道炎の原因となりますので注意が必要です。
赤ちゃんがRSウイルスに感染した場合の症状
大人がRSウイルスに感染しても免疫力がある為、
大した影響がない事がわかりました。
では、お子さんや赤ちゃんが感染した場合、
症状等はどうなるのでしょう?
RSウイルス感染症は、生後2歳までにほとんどの乳幼児がかかります。
初めてかかった乳幼児の場合の典型的な症状は鼻水、咳、38〜39℃の発熱です。
多くの場合が1〜2週間で治癒するようですが、
重症化し、気管支炎や肺炎をおこすこともあります。
特に未熟児や心臓や肺、神経等に疾患がある場合には重症化のリスクが高まります。
しかし、再感染の幼児の場合には重症化することが減り症状は軽くなります。
症状が軽くなるとRSウイルスと気付かずに
乳児にうつしてしまうことがあるので注意が必要です。
RSウイルスについての世論の声
RSウイルスについてのつぶやき等を調べてみたのでご覧下さい。
しかしRSウイルスって、大人やちょい大きめの子供がかかってもただの風邪で終わるのに、ちっちゃい子だったら肺炎とか呼吸が止まったりとか重症化する事もあるらしい。怖いな…。ふうちゃん無事に治りますように!今、めっちゃ流行ってるらしいから世のチビッコは気をつけて〜!
— みよ (@ara_sen) December 27, 2012
厚生労働省が発表しているRSウイルスに関するQ&A http://t.co/8wFliGm3 1歳未満の子供は重症化することがあります。手洗いうがいで周りに移さない配慮もしましょうね。
— もも momo@子供が4人いますので (@momo0702momo) December 26, 2012
RSウイルスって怖いね。子供が感染してもなかなか分からないで、やっと大きな病気でわかる。しかも高熱を出すから大変。結構周りにいる。マイコブラズマ肺炎も大流行だし注意しないと。
— きーちゃん (@kican314) November 17, 2011
やはり、子供が感染した時は注意が必要のようです。
感染を防ぐ為にもうがいや手洗いをきちんとするべきですね。
RSウイルス感染症が引き起こす合併症
RSウイルス感染症の合併症として最も多いのが中耳炎です。
特に生後1年未満の乳児に中耳炎の合併がよくみられます。
また、重篤な合併症には無呼吸発作や急性脳症等があります。
生後1ヵ月未満の乳児が感染した場合には非定型な症状があらわれることが多く、
診断が困難で突然死につながる無呼吸発作を起こすことがありますので注意が必要です。
まとめ
RS感染症についてまとめてみました。
やはり、風邪と症状が似ているので軽く考えがちですが、
乳幼児が感染したときは細心の注意を大人がしてあげるべきだと感じました。
これからは寒くなる時期ですので風邪等には充分注意して下さいね^^
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