季節性うつ病とは?うつ病との違いとカンタンな予防法
- 2014/10/16
- 病気やアレルギー
近年うつ病患者が増加していることがしばしばニュース等で話題になっています。
最近では季節と関係する季節性うつ病が増えてきているようですね。
季節性うつ病もうつ病の一種ですが、普通のうつ病とは少し違うようです。
季節性うつ病とうつ病との違いは?
季節性うつ病には、気分が落ち込む、やる気が出ない等の代表的なうつ病の症状があります。
この他にも過眠や過食による体重増加という正反対の症状が現れる為、
自覚しにくく、また認知度が低くて理解されづらい病気です。
ではうつ病の症状との違いはどのような物があるのでしょう?
うつ病は季節に関係なく症状が現れます。
ここが季節性うつ病との違いですね。
私の友人にも季節性うつ病の方がいらっしゃいます。
躁うつ病ともいうのでしょうか?
その方は普段は普通の人と全く変わりはありません。
ただ、ある程度の周期で鬱状態に陥ってしますのです。
テンションが非常に高くなったかと思いきや
家に引きこもり状態になり・・・
連絡が来なくなると
「また鬱状態になったのかなー」
と心配してしまいます。
まあちょっとすれば元に戻る事がわかっているので安心はしています。
ちょっと話が脱線しましたが、
うつ病は完治するまで完治するまでその症状が続くようです。
それに対し、季節性うつ病は主に冬に症状が現れ、
冬が過ぎて春になってくると症状が快復するということを毎年繰り返します。
(夏に症状が出る季節性うつ病もまれにあります。)
⇒冬になるとなぜか気分が落ち込む、だるくなるという方は季節性うつ病かもしれません。
うつ病のような症状と共に過眠、過食の症状が出た場合は、
早めに医師に相談しましょう。
秋から冬にかけて憂鬱状態になる理由は?
冬の季節性うつ病が多い理由には、秋から冬にかけて日が短くなり、
日光を浴びる時間が短くなることと関係が深いと言われています。
日光を浴びる時間が短くなると
脳内の神経伝達物質であるセロトニンが減少して
脳の活動が低下します。
睡眠に深く関わるメラトニン分泌の抑制が
しっかり行われないことから生体リズムが崩れて
睡眠の周期が乱れたり、疲れやすくなります。
また、食欲を抑制できなくなるといった症状を引き起こします。
この為、緯度が高い国が多く、
冬場の日照時間が足りなくなりやすい
ヨーロッパでは公共施設で光療法が受けられる場所があるほどです。
自宅で出来る!簡単な季節性うつ病の予防法とは?
季節性うつ病は自分でも気付かないうちになっていることが多い病気です。
そうなってしまわないように予防を心がけましょう。
冬の季節性うつ病を防ぐ基本は体内時計が正しく作用するような生活習慣を送ることです。
以下の3点に気を付けて生活するようにしましょう。
①規則正しい生活をし、気分がすぐれない、やる気が起きないというような場合は意識的に日光を浴びる。 |
部屋の照明をつけて明かりを浴びるだけでも効果的です。
②3食規則正しく食事を取る。
バランスよく食事をすることでセロトニン不足を改善することができます。 特にタンパク質(肉や魚、豆など)、炭水化物(米やいも類など)、ビタミンB6(バナナやさつまいも、青魚など)を積極的に摂取する様心がけましょう。 |
③適度な運動。
有酸素運動は幸福感をもたらすエンドルフィンを分泌させてくれます。 屋外で運動をすれば気分転換やストレス解消もできますね。 |
まとめ
寒くなってくると起こりやすい季節性うつ病について症状や予防法をまとめてみました。
効果的に予防し、明るい生活をしていきましょうね!
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