初めての高尾山登山はツアーがお勧め!コースの所要時間と人気の宿泊先をチェック
- 2016/8/19
- アウトドア
東京新宿からJRや京王線の電車を利用すると僅か45分ほどの所に、緑あふれる大自然に包まれた『高尾山』があります。
春には『桜』、夏には『ビアガーデン』、秋には『紅葉』、冬には深々と降る『雪景色』など、1年を通して四季折々の大自然を堪能(たんのう)することができます。
高尾山の標高は約600mと老若男女を問わず手軽に登山を楽しめるので、登山経験のない初心者の方も気軽にお出掛けになって見ては如何でしょう。
因みに、高尾山が『ミシュランガイド』で紹介されていることを知っていますか?
日本の観光地(奈良や京都)が紹介されている例はありますが、山で紹介されているのは何といっても『富士山』と『高尾山』だけなのです。
その効果によって、最近は外国人の登山者が大変増えているとのことです。
その所為もあってか、初心者だけの『高尾山ツアー』が企画されています。
そこで本記事では高尾山を初めて登山する方が疑問に思う点や不安なことを先読みしてまとめてみました。
高尾山登山計画を立てている方は是非参考にして下さい。
初心者の登山マナー
高尾山は、特に『自然保護』には厳しい制限があります。
なので、予めガイドブックなどを参考に『禁止事項』を知っておくことが重要です。
初心者は以下のような『登山マナー』に気を配り、1日楽しくトレッキングを楽しみましょう。
(1) 自然を守る
*ゴミの持ち帰り
*トレイル(登山道)の踏み外し
*小動物の餌付け
(2) 挨拶の励行
*安全確認
*励まし
*マナー違反の注意
(3) 譲り合いの精神
*トレイルでのすれ違い
*休憩施設などでの物の置き方
*シャッターポイントの独占
以上の点さえ注意していれば、安心して登山を楽しむことが出来ますよ。
ハイキングコースや所要時間は?
高尾山には、沢山の登山コースがあります。
自分の経験や体力に合わせてお好みのコースを選定し、心地よい汗をかいて楽しいひと時を過ごして下さい。
(1)一号路(表参道コース)
最も登山者が多い高尾山の定番コースで、道中にはお店も多く『サル園』などの観光スポットもあります。
全長3.8km、所要時間は1時間40分です。
途中5か所のトイレがあり頂上の『薬王院』に繋がっています。
(2)二号路(霞台ループコース)
一号路の中腹に繋がるループコースで、全長0.9km、所要時間は40分です。
辺り一面にブナ、シイ、カシなどの温帯林が広がっています。
(3)三号路(かつら林コース)
一号路『浄心門』の左脇から山頂に通じるルートで、全長2.4km、所要時間は65分です。
途中は比較的緩やかな道が続いているので、ゆっくりと自然を満喫できます。
(4)四号路(吊り橋コース)
一号路『浄心門』の右脇から山頂に通じるルートで、全長1.5km、所要時間は55分です。
途中にある吊り橋(みやま橋)は撮影スポットです。
(5)五号路(山頂ループコース)
山頂直下周遊するコースで、全長0.9km、所要時間は30分です。
周りには江戸後期に植林された『江戸杉』が広がっています。
(6)六号路(びわ滝コース)
清滝駅(ケーブルカー)の沢沿いを登るコースで、全長3.3km、所要時間は1時間30分です。
鳥の鳴き声やバードウォッチングを楽しみながら山頂まで登るコースです。
(7)稲荷山コース(見晴し尾根コース)
清滝駅の左横階段を上るコースです。
全長3.1km、所要時間は1時間40分です。
全コースの中で一番日当たりが良いコースで、途中の展望台からの眺めは正に絶景です。
(8)陣馬山・高尾山コース
可なり本格的な上級者向け登山コースで、全長15.3km、所要時間は5時間です。
秋には紅葉台の紅葉が見事です。
初心者にお勧めの高尾山ツアー
ちょっと“自然に癒されたい”、“これから山歩きを始めたい”などとお考えの方には、高尾山のトレッキングツアーはお勧めです。
この企画には、登山経験者を対象としたツアーもありますし、女性一人でも安心して参加できるツアーもあるようです。
なお、参加申し込みは、電話又はインターネットからオンライン申し込みも可能です。
ツアーの開催要領は、概ね以下のようなものです。
(1)集合時間:午前9~10時(登山口周辺に集合及び解散) (2)行動時間:5時間~7時間 (3)参加費:5,000円~6,000円 (4)持ち物:飲食物、レインウエアー、手袋、帽子、簡易救急セット、保険証コピーなど (5)その他:傷害保険加入(掛け捨てタイプ) |
終わりに
以上、高尾山登山の注意点や初心者が不安に思う点をわかりやすくまとめてみました。
ご参考になれば幸です。
山歩きなど全く経験のない人にとっては、この様なツアーの企画は嬉しいものです。
毎日乗りなれた通勤電車とは異なり、郊外に向かって走る電車に乗るだけでも価値がありそうです。
思い切って参加してみると、素敵な自然との触れ合いや見知らぬ人との巡り合いなど、新たな自分発見のきっかけになるかも知れません。