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天皇誕生日の一般参賀|服装やマナー、時間、段取りを詳しく!
- 2016/10/22
- 知っておきたいマナー
『天皇誕生日』は1948年(昭和23年)の『祝日法』が施行されて以来、『昭和天皇』の誕生日である4月29日とされていました。
その後1989年(昭和64年)に今上天皇が即位されたことに伴い、現在の天皇誕生である12月23日となり、同時に4月29日が『みどりの日』と改称され存続しています。
従って、天皇誕生日の『一般参賀』は、毎年12月23日に皇居にて執り行われることになっています。
因みに、午前中の一般参賀の行事は、天皇皇后両陛下がご家族とご一緒に『長和殿ベランダ』にお出ましになり、午前10時過ぎから3回ほど一般国民の祝意を受けられます。
また、午後の一般参賀は、皇室の祝賀行事が摂り行われている最中なのでお出ましは無く、皇居内の『宮内庁庁舎前特設記帳所』において記帳又は名刺を受け付けています。
一般参賀はどんな行事?誰でも行けるの?
“天皇誕生日の一般参賀”に関する行事内容は、『宮内庁』のHPにその詳細が紹介されています。
宮内庁HP⇒http://www.kunaicho.go.jp/
それによりますと、① 期日(時刻)、② 参入門、③ 退出門、④ お出まし(皇族名、時刻などの予定)などが掲載されています。
また、一般参賀の様々な注意事項なども併せて掲載されていますので、事前に確認をして置くと良いでしょう。
因みに、参賀できる人の『資格』などは特に規定されていませんし、入門する際の審査もありません。
但し、入場に関する注意事項に違反した場合は、“退場させられる”場合がありますが、常識的に行動している限り特別に気を使う必要もありません。
入場時の禁止事項は、一般の公共施設と同様なもので全7項目です。
その中で服装に関しては、“皇居内の秩序や風紀を乱す行為”という条項がありますので、余りに“奇抜な服装”の場合は、それに該当することがあるかも知れません。
天皇誕生日の一般参賀、時間と段取りは?
一般参賀の期日は、12月23日です。
なお、『午前』の部と『午後』の部に分かれていますので、天皇皇后両陛下や皇族を拝見したい場合は、午前9時頃まで皇居正門に到着しておくと良いでしょう。
(1)午前の部
*参入門:皇居正門(二重橋)
*時間:午前9時30分~11時20分
*退出門:坂下門、桔梗門(ききょうもん)、大手門、平川門、北桔橋門(きたはねばしもん)
*お出まし:天皇皇后両陛下、皇太子同妃両殿下、秋篠宮同妃両殿下など
*予定:第1回10時20分頃、第2回11時頃、第3回11時40分頃
(2) 午後の部
*場所:宮内庁庁舎前特設記帳所
*参入門:坂下門
*時間:午後0時30分~3時30分 (閉門:午後4時)
*退出門:桔梗門、大手門、平川門、北桔橋門
一般参賀に行く時の服装やマナーとは
出典:http://osakacocorosan.seesaa.net/
服装は『平服(私服)』で良いですが大変な混雑となりますので、履物は転倒予防のため『下駄』、『ハイヒール』は避けた方が賢明です。
また、平服といっても“ランニングシャツや短パン”姿などは、天皇誕生日の祝意を表わすに相応しいとは服装とはいえません。
なお、入場門では持ち物などの金属探知機のチェックがりますが、それ以外に“ペットボトルの持ち込み”、“不要な荷物の携帯”、“動物の持ち込み(一部、除外規定あり。)”、などは禁止されています。
入場後に注意する点は、一般参賀者の全体的な流れは概ね一方方向に進むので、その流れを阻害するような“逆行や立ち止まり”は注意して下さい。
因みに、禁止事項に“三脚などを使った撮影”が規定されていますので、最近流行りの“自撮り棒を使った撮影行為”は注意される可能性があります。
兎に角、入場してから退場するまでの間は、観光施設とは異なり自由気儘な行動は制限されますので、予め承知しておくと良いでしょう。
結び
御所の中に入ると、『皇宮警察』は見た目に良く判りますが、それ以外にも私服の警察官が沢山まぎれています。
一般参賀のルートは決められていますので、そのルートさえ外れなければ比較的自由に歩くことができます。
といっても歩くルートの殆どが『玉砂利』ですから、くれぐれも転ばないように注意して下さい。