これで安心!猫の糞尿対策まとめ|効果がある防ぎ方と臭い消し方法
- 2016/12/21
- 生活
これは我が家で実際にあったお話ですが、ある日を堺に何故か野良猫が家の庭に集まるようになりました。
初めは大して気にはしていなかったのですが、次第に鳴き声が煩くなり、糞の悪臭で折角の休日も台無しに・・・。
大声を出して追い払ってもまた集まってくる猫達に私はノイローゼ気味になっていました。
そこで旦那と相談して「野良猫駆除対策」を決行したのです。
本記事では、野良猫の糞尿でお悩みのあなたに私が行った解決方法をご紹介していきたいと思います。
猫の豆知識
『猫(ねこ)』は、猫属-ヤマネコ種-イエネコ科に分類される小型の哺乳類であり、『イエネコ』の通称のことです。
イエネコの祖先は、今から約13万年前頃に中東の砂漠地帯に生息していた『リビアヤマネコ』が原種とされていて、今ではそれが定説となっています。
家畜として人間に飼われ始めたのは、穀物を栽培するようになってからですが、その目的は備蓄食料を『鼠害(そがい)』から守ることだったと考えられています。
同じネコ科の『トラ』や『ライオン』のような大型種と比べ、イエネコの体型は小さく体重は2~7Kgくらいの範囲のものが一般的です。
その特徴は“待ち伏せ型捕食獣”の際立つ特性からして、非常に優れた『平衡感覚』、『柔軟性』、『瞬発力』などの身体能力を有し、また『鉤爪(かぎずめ)』や『牙(きば)』を持ち、更に肉球により足音が小さく体臭が少ないことも特徴として挙げられます。
因みに、『飼い猫』と『野良猫』を比較すると“寿命に歴然とした差”があり、飼い猫の場合は12~18歳であるのに対し、野良猫は4~6歳といわれています。
また、飼い猫の年齢を人に換算すると、1歳は人間の17~20歳、2歳は23~25歳、それ以降は1歳毎に4~5歳ずつ加算されていくと考えられています。
野良猫の糞尿対策をしないとどうなる?
昔から“犬は人につき、猫は家につく”といわれるように、猫には独特の『テリトリー意識』があります。
そのことは、先ず“猫除け対策”の大前提として認識しておく必要があります。
詰まり、猫の日常生活を観察すると“自分の縄張り”を決め、常にそのルートに沿って行動することが判ります。それは『餌場』、『昼寝床』、『トイレ』、『社交場』など自分のテリトリーを主張し、『マーキング(尿を掛ける)』行為のことです。
身近な例を挙げると、よく芝生や花壇或いは菜園などへの糞尿被害がありますが、これは必ずしも“草花などの植物が好きだ”という訳ではなく、その場所を“自分専用のトイレに決めている”からなのです。
このように、猫は一旦自分で決めたら、“その場所に対する執着心”を自ら捨てることは殆どありません。
従って、端(はな)から、その場所は“危険で不快なところ”と本能的な行動原理に直結する躾け方をしなければ、取り返しがつかないことになります。
家の周りに野良猫の糞尿をさせない効果的な対策は?
猫は、知性(後天的知識)ではなく本能で行動することが多いので、“猫除けの基本”は根気よく継続することに尽きます。
1度や2度くらい猫の嫌がることをしても、殆ど効き目はありません。
即ち、数か月に亘って同じ場所で糞尿被害が続いている場合は、猫は完全に“自分のテリトリー(縄張り)”として認知している訳です。
そうならないためには、猫の嫌がることを徹底的に継続するしかありません。
因みに、“猫の嫌いなもの”とは何か調べてみました。
(1)臭い
猫は、『柑橘類』、『コーヒー』、『クレゾール』、『クレオソート』などの臭いを嫌がります。
ただ、猫も人間と同じで漫然と続けていると、段々“臭いに慣れて”やがて効果が無くなります。
従って、できるだけ、効果のあるものを見極めて、間隔や順番などを変えながら“慣れさせない工夫”をすることが大事です。
(2)音
猫は、“警戒心が非常に強い”習性がありますので、大きな『声』や『音』などに可なり敏感に反応します。
但し、これも漫然と続けていれば、“元の木阿弥”のごとくやがて慣れてきます。
詰まり、お相撲さんの戦術に『猫だまし』というのがありますが、この戦術は“不意に出くわすから”効果がある訳で、簡単に予知できれば効果などありません。
猫があっと驚く『サプライズ効果』を考え出すのも人の知恵です。
(3)触感
昔の忍者映画でよく出てきましたが、忍者が旗色が悪くなって遁走(とんそう)する時、『煙球(けむりだま)』を投げるか、イガイガが付いた『撒き菱(まきびし)』をばら撒くシーンがでてきます。
詰まり、猫が歩く際に『違和感』を覚えるのも対策の一つです。例えば、“両面テープの粘着性”や“貝殻の砕いたもの”を利用し、猫の肉球に“ねばねば感”とか“ちくちく感”を与えるのも効果的な場合があります。
簡単に出来る猫の糞の匂いの消し方
猫の『おしっこ臭』は、排泄直後の『アンモニア臭』よりも、時間が経過した後に微生物分解によって生じる『硫黄臭』や『腐敗臭』がきついものです。
従って、時々『脱臭剤』や『消臭剤』を散布する程度では、臭いが消えることは期待できません。
猫のおしっこには『タンパク質』も含まれていますので、雑菌によって必ず腐敗臭を発生します。
従って、トイレの“砂を交換する”ことはもとより、トイレ容器をこまめに『洗浄』することと『殺菌』することが大事なことです。
そしてもう一つ、トイレ容器を置く場所は、“風通しを良くする”ことも大事なことです。
ジメジメして湿気がこもり易い所は、雑菌が繁殖し易いことはいうまでもありません。
むすび
今、街の中で“野良猫の餌付け”が社会問題となっています。
猫に“癒される”からといって、心ならずも餌付けしてしまう心情も判らなくはありませんが、猫が嫌な人にとっては非常に大きな精神的苦痛を受けているのも事実です。
飼い主がマナーを守るのは当然として、地域住民が互いに“折り合いを付ける知恵”を考え出さなければ、中々解決できない問題です。