子供の鼻血が止まらない!悪い病気?原因と正しい止め方
- 2016/12/8
- 健康
子供って、よく鼻血を出しちゃいますよね。
私自身も子供のころ、朝起きたら鼻血が出ていたことが多かったのでよくわかります。
大人になった今では、その頃のことを思い出すぐらいでしかありませんが、自分の子供がなってしまうと親としては不安になりますし、止まらないとどう対処すればいいのかと焦ってします。
そんな時のために原因や対処の仕方を知っていれば、冷静に行動できると思います。
なので今回は、幼いころよく鼻血を出していた私が、子供がよく鼻血が出る原因と考えられる病気、対処法について解説していきます。
子どもの鼻血がなかなか止まらない原因とは?
大人と比べると子供は鼻血が出やすい体質なのは、きちんとした理由があります。
最悪の場合は、大きい病気にかかっている可能性もあるのでしっかり理解しておきましょう。
ここでは、子供がよく鼻血が出る原因についてご紹介致します。
1:鼻の粘膜が傷ついている
・子どもは鼻を“こする、ほじる”を無意識にしている ・鼻の中の「キーゼルバッハ部位」という部分は血管が多く集まっている個所 ・「キーゼルバッハ部位」は鼻の穴に近く、粘膜が薄い子供だとちょっとした傷でも大量に血が出る |
※アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎の場合、子どもは粘膜が弱いので、鼻を傾けるだけで鼻血が出ることがある。
ムズムズしだすと触ってしまって、また鼻血が出るという悪循環に陥りやすい
2:血液が増加
・気温や興奮、のぼせるなどで一時的に鼻の中の血液量が増えるので、鼻血が出ることがある ・急な血液の増加で子供の薄い粘膜が破ける ・顔が火照ったり、赤くなっていると血液量が増加しているサイン |
鼻血が良く出る時に考えられる病気
大量出血や長時間出続けている、いじってもないのに鼻血が出る場合など、大きな病気にかかっている可能性があります。
1:目安時間
・止血に伴う時間は通常15~20分
・30分以上かかったなら耳鼻科を受診
2:可能性のある病気
白血病・・・代表的 血小板減少症・・・血を固める役目である血小板が足りなくなる病気 先天性血液凝固因子欠乏症・・・先天的な凝固異常 |
などがあり、他には糖尿病やストレスでも鼻血が出ることがあります。
3:大きな病気の見極め方
・血液の病気だと痣ができやすいため、すね辺りに痣や赤い点(出血斑)がないか確認 ・歯磨きした際に歯肉から出血 ・ケガから出る血が止まらない ・顔色が悪い ・倦怠感 |
等の症状が出ている場合は、早急に病院へ。
白血病などは早期に見つかると治る可能性が高いです。
なので、疑わしいのであれば放置するより受診しましょう。
鼻血が出た時の対処法
小さいときは鼻にティッシュ摘めたり、上を向いたり、首の後ろをトントン叩いたりしましたが、すべて間違った方法です。
正しい対処をしないと悪化する恐れがあります。
1.親が冷静に
・慌てたり大騒ぎすると、子供が動揺し不安になります ・落ち着くことを意識 |
2.座らせてから下を向かせる
・膝に本を置いて読む姿勢が一番良い ・出来れば背もたれのあるイス。ない場合は床や地面 |
※鼻の位置が心臓より低いと血液が増加し止血しづらくなるので、体を横にして寝ないようにしましょう。
首の後ろをトントンするのは効果なし。
鼻血が垂れないように上を向く行為も、のどや胃に流れて咳や吐き気の原因となる。
3.小鼻の上を強くつまむ
・鼻呼吸できないくらい強くつまむ ・15~20分の間に止血できる |
※ティッシュを詰めると粘膜が傷つき悪化するのでしないように
4.クールダウン
・原因が血液量の増加なら身体を冷やす ・元の量に戻すことができる ・涼しい場所や冷えたタオルを鼻にあてる |
鼻血を止めるおすすめの方法
上記の方法で実際やったことありますが、本当にすぐ止まります。出血の量が多くて止まらないときは、上記の4.クールダウンと似たように鼻筋や首をアイスノンや冷えてタオルで冷やしましょう。
身体が火照ってる状態だと血が止まりにくくなるので、冷やすことは効果があります。
まとめ
以上、子供が鼻血をよく出す原因と考えられる病気と対処方法をご紹介しました。
子供が鼻血を出した時は、
・膝に置いた本を読む姿勢をとる ・小鼻辺りを息ができないくらいに強くつまむ ・30分以上たっても止血できない場合は耳鼻科を受診 |
それに加え、ご紹介した病気の症状も合わせて子供さんの様子を見ておきましょう。