コーヒーをドリップするおすすめ器具5選!インスタントを美味しくする入れ方とは?
- 2017/2/28
- フード
人が何時から『コーヒー』を利用したのか明らかではありませんが、野生種のコーヒーの実は有史以前から食べられていたと考えられます。
因みに、『アラビカ種』は原産地のエチオピアで古くから利用されていたという説があり、『リベリカ種』はヨーロッパ人が西アフリカ沿岸で発見する以前から栽培されていたという説もあります。
コーヒー豆の名称は、一般的に『生産地』で分けられることが多く、呼び方は『国名』、『山域』、『積出港』、『栽培地』などが付けられています。
世界全体で見ると『コーヒーの木』の栽培面積は、大凡1,000万haと推定されていますが、主な生産国は中南米諸国(ブラジル、コロンビアなど)、東南アジア諸国(ベトナム、インドネシアなど)、アフリカ諸国(エチオピア、ケニアなど)です。
なお、山域ではキリマンジャロやブルーマウンテンなど、積出港ではモカやサントスなど、栽培地名ではコナやジャワなどがあります。
因みに、1990年代以降になって、コーヒー豆の“品質の良さ”を掲げた差別化の動きが活発となり、“特定の農園”の名前を冠したコーヒー豆が増えつつあり、そのようなコーヒー豆を称して『スペシャリティー』と呼んでいます。
また、中南米諸国ではコーヒー豆の品評会が盛んに行われるようになっていますが、この品評会で“入賞した農園”の豆をオークションなどで購入し、スペシャリティー以上の『プレミア品』と位置づけ、販売の差別化を行っている業者も出てきています。
いろいろあるコーヒーの淹れ方
コーヒーの淹れ方には色々ありますが、夫々使う器具などが異なります。
代表的なコーヒーの淹れ方は、以下のようなものです。
(1)ペーパードリップ
ドリッパーに紙フィルターを装着し“挽いた粉”を適量入れ、その上から熱湯を注ぎ“落ちてくるコーヒーの滴を”カップに受けます。
(2)ネルドリップ
これは紙フィルターの代わりに、『フランネル』という“起毛した織物の生地”のフィルターを使う方法です。
紙フィルターより“繊維の目が細かい”ので、抽出時間が長くなり温度が保たれるため、紙フィルターより“まろやかな味”が楽しめます。
ただ、目が細かい分“フィルターの洗浄に手間が掛かる”ことが難点です。
(3)サイフォン
街のコーヒー店でよく見かける“ガラス製のフラスコとロート”を使った方法です。
フラスコ中の蒸気圧を利用し、沸騰したお湯がフラスコ内に浸漬します。
ランプの過熱を止めると沸騰が止まり、フラスコの方に抽出されたコーヒーが落ちてきます。
コーヒーをドリップするためのお勧めの器具5選
仕事が休みの日などのモーニングコーヒーは、“自分で淹れたコーヒー”を楽しむのも乙(おつ)なものではないでしょうか。
自分で選んだ器具を使って入れたコーヒーは、きっと何時もと一味違うことに気が付く筈です。
ドリップ用の器具は、以下のような器具が必要です。
(1)ドリッパー:ろ過器又は分離器 (2)ケトル:お湯さし (3)ドリップスタンド:ドリッパーの支持台 (4)フィルター:濾紙(ろし) (5)コーヒーサーバー:コーヒーの受器 |
ドリップコーヒーを美味しく淹れるコツは?
美味しいドリップコーヒーを淹れるためには、“豆の種類”、”豆の挽き方や分量”、“お湯の温度や分量”などの外に“ドリップの手順”が大切になります。始めは上手く行かなくても、慣れるに従って上達しますので根気よくトライしてみて下さい。
(1)お湯(4人分:600cc)
沸騰したお湯はコーヒーの苦みや雑味を引き出しますので、約90℃のお湯を使います。
(2)コーヒー豆
計量スプーン5杯(4人分+1杯)をフィルター内に入れます。
(3)カップ、サーバー、ドリッパーなどの器具
予め、熱湯に潜らせて予熱しておきます。
(4)注湯
ドリッパーの中央日から円を描くようにコーヒーにお湯を注ぎます。
この時、直接フィルターにお湯を掛けて濡らさないように注意して下さい。
(5)蒸らし
コーヒー豆全体がお湯に浸漬したら、お湯を注ぐのを一旦止めます。
(6)追加注湯
ドリッパーのお湯が1/3程度に減ったら、お湯を追加します。
(7)分量確認
サーバーのメモリを確認しながら注ぐお湯の量をコントロールし、メモリに到達したらドリッパーを外します。
この時、雑味を抽出してしまうので、“最後の一滴まで”ドリップしないで下さい。
インスタントコーヒーを美味しくする淹れ方とは?
インスタントコーヒーを美味しくする方法ですが、小さじ1杯の粉を予め“水で溶いてから”お湯を注ぐと美味しくなる、とテレビで聞いた記憶があります。なお、インスタントコーヒーを美味しくする淹れ方は、以下のようなことを試してみたら如何でしょう。
(1)フレーズドライ製法を選ぶ。 (2)お湯の温度は80~90℃に注意する。 (3)コーヒーの粉末をフライパンで空煎りする。 (4)水で溶いたコーヒーを電子レンジで温める。 |
むすび
毎朝飲む1杯のコーヒーが美味しく感じるのは“健康の証し”ともいえますが、せめて週に1度くらいは自分が淹れたコーヒーを飲み、“芳醇なアロマの香り”を心行くまで楽しみたいものです。