牡蠣小屋の魅力に迫る!関東で旬の絶品カキが食べ放題のお勧めの店をチョイス
- 2016/8/8
- フード
日本の牡蠣(かき)の水揚げ量(2014年現在)は年間約18万トンですが、広島県が約60%近くを占めています。
続いて宮城県、岡山県と続いていますが、この3県で全体の水揚げ量の約80%を占めているのです。
また、輸入量としては年間約1万5,000トンでその殆どが韓国で占めています。
牡蠣に限らず、生食用の貝類は『貝毒』が心配ではないでしょうか。
貝毒は貝が捕食する海中の有毒プランクトンを体内に蓄積するものです。
ただ、産地では海水中のプランクトンの種類や貝に含まれる毒の定期検査などで対策しています。
そして、一般的には出荷前の一定期間をろ過海水で飼育し、規制値以下に減毒する手順を踏んでいます。
また、流通段階においても十分な衛生管理が行われているので、牡蠣で当たるというのはホント稀な事と言えます。
この事実を知れば安心して食べることが出来ますよね。
ちなみに東京都の場合は、生食カキの取扱店については、予め管内の保健所長への届け出を義務付けており、受理された店舗には『生食用かき取り扱い届済』のステッカーが交付されています。
今後牡蠣を食べに行くお店に貼っているか確認してみるといいですよ。
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、本記事では関東で旬の絶品牡蠣が食べ放題の人気店を調べてみましたのでご紹介していきます。
カキの美味しい時期はいつ?
カキは2種類あるのをご存知ですか?
1つは『真牡蠣(まがき)』、もう1つは『岩牡蠣(いわがき)』といわれるものです。
牡蠣の美味しさは“産卵のサイクル”と深い関係があり、産卵を迎えるために栄養を蓄え味が濃く美味くなっていきます。
逆に、産卵を終えると栄養を失い身が痩せ細ってしまう訳です。
一般的に、真牡蠣の旬は冬期(11月~4月)、岩牡蠣の旬は夏期(7月~9月)となります。
真牡蠣は9月頃までに一気に産卵を終えてしまい、また翌年5月頃の産卵に向けて栄養を蓄え始めますので、美味しさのピークは概ね2~3月頃になります。
ただ、4月頃になると精子や卵子を持ち始めるため、味が落ち出荷されなくなります。
なお、中には3倍体といって産卵しないタイプの品種もあり、ひたすら太り続ける牡蠣もあります。
岩牡蠣の産卵期は6~10月に向かえますが、真牡蠣のように一度に産卵して痩せ細るのではなく何回かに分けて少しずつ産卵するため、殆ど身が痩せ細ることなく栄養を蓄え続けます。
そのようなことから、一番美味しい旬の時期は大体7~8月頃に向かえます。
ただ、岩牡蠣の場合は、冬場でも食べることは出来ますが海が冷たいことと禁漁のこともあり、余り市場に出回ることがありません。
以上のことから、1年中牡蠣を美味しく食べるには、理論的には産卵期をコントロールできれば可能となる訳です。
海水温が極めて低い地域では牡蠣が殆ど産卵することが無いので、実際に北海道の厚岸では1年中食べられる牡蠣を生産しています。
なお、日本の養殖技術は大変高い水準を誇っていますので、生産者の技術ノウハウの差別化が進むと、味の違いが際立つ『ブランド牡蠣』が市場に提供されるようになるかも知れません。
牡蠣小屋の魅力とは?
『牡蠣小屋』とは、牡蠣の養殖業者や漁師さんたちが期間限定で開業し、仮設小屋みたいな建物で牡蠣を食べさせてくれる所をいいます。
基本的には牡蠣の産地の海岸などで営業するものですが、最近では仮設小屋のような佇まいのお店を都市部で開業するケースが現れています。
営業期間は大体10月末~11月初め頃ですが、兎に角、食べ放題でしかも以外に格安料金の所があり、時には1,000円食べ放題と銘打ったお店もあります。
基本的なスタイルは、牡蠣を大量に炭火の網に乗せた焼き牡蠣が中心ですが、中には生牡蠣、牡蠣ご飯、カキフライなどを提供してくれるお店もあります。
因みに、牡蠣の産地で名高い『宮城県松島』では、網に牡蠣を素早く載せて行くことから、“わんこ牡蠣”なる呼び名が付いているお店があるそうです。
また、牡蠣をスコップで載せることから、“スコップ牡蠣”という呼び名もあるとか。
関東でお勧めの牡蠣小屋3選
それでは、関東でおすすめの牡蠣小屋を3つご紹介していきます。
1・かき小屋 ○座
scarlet knightが流れてるのでつよい (@ かき小屋 ○座 横浜西口店 in 横浜市, 神奈川県) https://t.co/HNAPZ7b2q1 pic.twitter.com/EWNey6oc9R
— たな@わかるマジそれなそれな星人 (@tana1192) 2016年8月7日
このお店は、季節に応じて産地からの新鮮な旬の牡蠣を仕入れ、一年中牡蠣の美味しさを楽しませてくれる『牡蠣居酒屋』です。
場所は、横浜駅『きた西口』を出て橋を渡った所の裏路地のビルにあります。
このお店の特徴は、お目当ての牡蠣以外にも、愛知の『大あさり』、宮城の『ホタテ』、“三重の『はまぐり』といった、各地の名産品である貝類も取り揃えられています。
また、千葉の『総州古城鶏(こはくどり)』や岩手の『岩中(いわちゅう)豚』を使ったお肉料理もメニューも加わっていて、バラエティーに富んだ食味が楽しめます。
食べ放題のコースは、色々なパターンが用意されていて、“蒸し牡蠣”、“焼き牡蠣”、“生牡蠣”のほか、“牡蠣フライ”や“牡蠣飯”まで楽しむことができます。
お値段は一人4,500~6,000円くらいで、何れも2日前までの予約制です。
2・かき小屋 祐天寺
祐天寺の「かき小屋」がメチャ旨かった。 pic.twitter.com/9tJR0r8A8l
— あいづ情報サービス (@aizuinfo) 2015年10月24日
このお店は、東横線の祐天寺駅東口から徒歩3分の場所にありますが、このお店以外にも新橋、町田など都内に10店舗、横浜みなとみらい、沖縄那覇に展開しています。
この祐天寺店の“食べ放題コース”は土日祝日の12時から16時まで限定で、2日前からの予約受付となっています。
ここの店の特徴はBBQスタイルにあり、網で焼いて好きなだけ食べることができるところです。
しかも、飲み物は“持ち込みOK”となっていて、自分の好みに合わせて美味しい牡蠣を存分に楽しめます。
お値段は、一人3,380円と比較的リーズナブルな設定であり、100分で焼き牡蠣の食べ放題、更に牡蠣フライ3個と牡蠣飯に浅漬けまで付いています。
因みに、飲み物の持ち込み料は一人600円ですが、直ぐ近くのお酒屋さんで調達可能となっています。
3・かき小屋 飛梅
牡蠣マニアが教える!三陸からの魚介愛を感じるなら神田のかき小屋 飛梅 | しらべぇhttps://t.co/qYdiQjgki8 @sirabee_news pic.twitter.com/x7d1VkKUd0
— しらべぇ (@sirabee_news) 2016年1月25日
この店の場所は、JR神田駅西口から徒歩1分にあります。
本店は宮城県仙台市にあり、何といってもお店のウリは三陸海岸ならではの新鮮な魚介や珍味です。
また、宮城県を始めとする東北地方の銘酒が楽しめるのもセールスポイントになっています。
因みに、三陸の牡蠣はさて置き、“石巻の鯨のステーキ”、“女川の秋刀魚の缶詰”、“三陸のホヤの刺身や酢の物”などの珍味を賞味出来るのが嬉しいものです。
しかも、毎日石巻から直送される厳しい衛生管理の基準をクリアーした、『安全安心』な美味しい牡蠣は、東北出身以外の飲兵衛も虜(とりこ)にされること間違いなしです。
なお、目玉商品の“食べ放題コース”は、9月の土日祝日限定で60分食べ放題の一人2,980円となっています。
コースの内容は、石巻産の牡蠣フライ、大もりの牡蠣飯と牡蠣汁まで付いています。
まとめ
以上、牡蠣小屋の魅力と関東で人気の牡蠣小屋を3つご紹介しました。
先程ご紹介した通り、牡蠣を提供するお店では食あたりには細心の注意を払っています。
なので、後のことは気にせず牡蠣小屋に行く際は牡蠣をガッツリ堪能して下さい。
ただ、食あたりはなくても、食べ過ぎでお腹を壊すこともあります。
美味しいからと言って、羽目を外しすぎないよう注意して下さいね。