どんど焼きとは?由来と語源|正月飾りの処分の仕方と作法
- 2014/11/21
- お正月
「そろそろお正月飾りを片付けなくては・・・」
年末に張り切って飾りつけしたお正月飾り。
いざ片付けるとなると、
ちょっと寂しいような。
「お正月飾りはそのままごみに捨てても問題ないの?」
お正月飾りの処分方法を知らない方も多いのではないでしょうか。
お正月飾りには正しい処分の仕方や作法があります。
と言う事で、
お正月飾りの処分の仕方をまとめてみました。
どんど焼きとはどんな行事? 由来は?
あなたは「どんど焼き」という言葉をご存知ですか?
⇒どんど焼きとは、簡単に言うと、
お正月の飾りを片づけて焼く習慣です。
かといって裏庭で子供達と一緒に燃やしてはいけません。
ただ焼くのではなく、お正月に
来ていただいたその年の神様(歳神様)を
正月飾りと共に見送る意味があり、
無病息災のご利益があるとされています。
歳神様を迎える為に飾る正月飾りは、
歳神様を送る仕事までするのですね。
また地域によっては、
・火にあたると若返る
・書初めも焼いて高く上がると字が上手くなる
などの言い伝えもあるそうです。
陰陽師が一年を占ったり、
豊作を願ったりなど色々な意味があります。
竹や木材を組んでお正月飾りの門松や
しめ縄などを、中にいれたり、
くくり付けたりして豪快に燃やす。
これが一般的なようです。
現代では、神社に行って正月飾りを燃やすのが一般的でしょう。
地域によっては、集落ごとに畑などでやっていることもあるようようです。
どんど焼きの日程
どんど焼きの日付は、1月14日か15日が一般的です。
最近では、日付が決まっておらず、
15日前後の土日に行うところも多くなっています。
竹の先に団子を付けて、
その火で焼いて食べるので、
子供の頃、毎年楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか。
どんど焼きの語源
では、なぜ「どんど焼き」と言うのでしょうか?
私は、どんど焼きの語源を、
「団子をどんどん焼いて食べろ!」
の「どんどん」が「どんど」になったと親から教わりました。
しかし、調べてみると違うようです。
・どんどん火が燃える様子から その名がつき、伝わる内に「どんど」になったという説。 ・歳神様を歳徳(とんど)と呼ぶことからなったという説。 ・火が燃える様を「尊(とうと)や |
他にも沢山の諸説があり、
どれが正解かはわかっていません。
地域によって「どんど焼き」ではなく、
「どんどん焼き」だとか「どんと焼き」
だとか呼び名が変わります。
また、「さいと焼き」「どんどろ祭り」
「ほじょり」などと全然違う呼び名の地域もあります。
やっていることはほぼ同じなのに面白いですね。
しかし、左義長(さぎちょう)が正式な呼び名のようです。
正月飾りを片付ける時期は?正月飾りの処分の仕方と作法
一般的には「松の内」の間は正月飾りするものです。
松の内とは?
正月の松飾り(門松)を飾っておく期間。
もともとは元日から1月15日までの期間を指すが、近年は七草がゆを食べる1月7日くらいまでを指すこともある。
地方によって指す期間が異なる。
大まかに、関東では1月7日まで、関西では1月15日までのことが多いと言われている。
出典:http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%BE%A4%CE%C6%E2
なので、1月7日まで飾り、1月8日には外します。
地域によっては、松の内の期間が微妙に違うかもしれません。
しかし、松の内の期間は正月飾りを
飾り、終わったら外すのは同じです。
また、お正月飾りの内、
鏡餅だけはその日に片付けず、
「鏡開き」の日に片付けます。
ちなみに一般的な鏡開きの日は1月11日です。
2015年の鏡開きについては↓↓↓をご覧下さい。
平成27年(2015年)の鏡開きはいつ?結婚式で行うタイミングは?
片づけたお正月飾りは、「どんど焼き」で
焼いてもらうのが一般的です。
しかし、近くでやっていないだとか、
忙しいだとか、行けない場合も多いでしょう。
その場合の処分は次のような方法があります。
どんど焼きの日に神社にいけない場合の処分方法
・別の日に神社持っていく
どんど焼きの日だけでなくても 受け付けてくれる神社がほとんどです。 どんど焼きの前でも後でも大丈夫です。 |
・自分で処理する
普通ごみとして出しても問題ありません。
しかし、神様を迎えた神聖な飾りなので、 他のごみと一緒の袋に入れるのは気が引けますよね。 なので、別の袋に入れて出すのが一般的です。 |
まとめ
どんど焼きの由来や意味。
お正月飾りの処分の仕方についてまとめました。
正しい作法でお正月飾りを片付け、
少しでもご利益があればいいですね。
★おすすめ関連記事★
お正月の鏡餅やしめ縄はいつまで飾るの?固い鏡餅の食べ方レシピ